ともあきの所属している団体が11月に研修旅行する事になり
その下見を兼ねて人吉・球磨地方の被災地を巡りました
事前に連絡し訪問したのが、人吉市の国宝青井阿蘇神社です
これが令和2年7月豪雨当時の蓮池です
(ネットより)
これが現在の蓮池です
宮司の説明では大正10年製の欄干を治すにも新品だけの修復は許されずに
大正10年当時のものと現在のコンクリを使用して直しましたとの事でした
かなりの高さまで浸水してしまい、所蔵の刀70振り以上が汚水をかぶり
すぐに錆が出始めたそうで、全ての刀を研ぎ、さやを新調するには
3000万の費用がかかり、周りの皆さんの援助でクラウドファンディング
の結果3500万の寄付金が集まり、順次研ぎに八代の専門店に依頼中との事
次に向かったのが、来月昼食を予定しているレストランです
清流球磨川に面している「ひまわり亭」です
現在は予約制のみの対応のお店です
画像の奥に赤い橋が見えますが、この橋を濁流が超えたそうです
女将さんが当時の状況と災害に負けずに復興した様子を解説して頂きました
地元のTVでは幾度も登場なさっているので初めてお会いした気持ちではなく
自分のお店は被災しているにも関わらず、避難所にいる被災者に弁当を届け
続けて、何と1万5千食を超えたそうです
「命さえあれば、復興は何とかなる」という信念の言葉はすごいですね
もちろん、昼食も頂きました
お店のテラスに鎮座している地域の玩具「きじぐるま」
災害当日は濁流にもまれて赤い橋を越えて下流へ流れていきました
その後、八代市坂本町で偶然にもがれきの中から発見されました
坂本町から連絡が入り奇跡の復活をした「きじぐるま」です
地元の小学生たちが塗ってくれて元通りになりました
次に、人吉駅に向かいました
↓2019年イベント時の人吉駅です
現在は上下線とも不通になったままです
駅構内にあったポスターです
是非、賑わって被災地を元気づけて欲しいものですね
次には、球磨村役場を訪問しました
役場職員さんや各地区の重鎮の方々にお集まり頂いて当時の状況や復興状況などを
詳しく解説して頂きました。球磨村にはブロ友「歩夢くん」さんと一緒に何度も
災害ボランティアに行きましたが、お一人の方が私の顔を覚えてると言われました
ある方の話では、「集落は家が流されて4軒しか残ってない」との生々しい話も
職員さんも1日何の仕事をしていたかわかりませんという混乱された日々でした
最後は「球泉洞」(きゅうせんどう)という鍾乳洞です
主に裏山の土砂崩れで営業できませんでしたが、復活しました
見学料大人1100円です、是非皆さんが足を運んで頂いたら嬉しいですね
完全復旧ではなく、まだ工事中の所もあります
人吉市~球磨村をつなぐ219号線も球磨村役場間には2か所の片側通行区間があり
球磨村~八代市までの区間はまだ開通していない状態です
但し、八代IC⇔人吉IC間は、高速代無料になっていますよ
是非、高速無料区間を利用して人吉・球磨に観光に来て欲しいですね
今では、清流球磨川です
アユ釣りもできますよ
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