『食糧難が限界に』
北朝鮮が、またもや弾道ミサイルを発射した。その一方で、国家の屋台骨は大きく揺らいでいる。
9月下旬から始まった北朝鮮の秋の収穫。稲とトウモロコシの収穫が完了したが
様々な作物の不作が伝えられる中での収穫だが、稲やトウモロコシもかなりの不作ついに
「金正恩の米屋」も在庫ゼロ地方の国家食糧販売所には、勤めている従業員に配給する穀物
すらなく、市場で買い求めている有様だったとのことだ。
道内の国家食糧販売所(国営の穀物商店)の在庫について調査を指示。
朝鮮労働党や内閣の幹部が各地域に派遣された。
国家食糧販売所は、9月9日の共和国創建日(建国記念日)、10月10日の朝鮮労働党創建日などの
祝日に、一部の幹部や大都市の住民を対象に穀物の販売を行ったが一時的なものに過ぎず、
その後は開店休業状態となっている。
秋の収穫期であるにもかかわらず、いずれの国家食糧販売所でも、コメはもちろんのこと
トウモロコシ、大豆、ジャガイモなど食糧の在庫量がゼロに近かったという。
実際、例年のこの時期なら下がるはずの市場でのコメ価格は、小幅の上昇となっている。
平壌の市場では今月3日、コメ1キロが5500北朝鮮ウォン(約99円)にで
取り引きされていたが、16日には5870北朝鮮ウォン(約106円)に上昇した。
例年のこの時期なら下がるはずの市場でのコメ価格は、小幅の上昇となっている。
局から食糧配給を受け取る幹部が多いため、他の都市に比べてコメ価格が安く、
他ではコメ1キロが6000北朝鮮ウォン(約108円)台で取り引きされている。
一般庶民はとても手が出せないため、代替品であるトウモロコシを買い求めているが、
それも価格が下がらず、厳しい負担となっている。
秋の収穫が完全に終わった後にも穀物価格は下がらないと見ており、
中国やロシアから穀物を輸入しない限りは、絶糧世帯(食べ物が底をついた世帯)が
大量に出現すると予想している。農業政策に力入れないといけない。国民が餓死してしまう。