雲仙温泉街で去年8月、家族3人が犠牲となった土砂崩れで被災地、

「雲仙温泉青雲荘」休館していた温泉宿泊施設7カ月ぶり営業再開

再開初日は63ある客室のうち、利用できる27の客室が満室となり、65人が宿泊しました。

コンセプトは「四季の彩りに浸る雲仙温泉青雲荘 ようこそ日常を忘れる佇まいへ」。

 1階ロビー、大浴場、レストラン、売店を「ちょっとおしゃれ」にリニューアルしました。

白を基調としていた1階ロビーは、黒やグレーなどシックな色合いの中に木の装飾を

あしらった落ち着いた空間です。「一新したのが料理なんですよね。

島原半島産の食材を使ったり長崎県産品そしてお酒なんかも長崎県産の地酒を販売するように

していますので、お客様に楽しんでいただければなという気持ちです」と話しました。

雲仙しまばら茶や湯せんぺいのほか、青雲荘オリジナルの入浴剤や芋焼酎なども販売しています。

 客は「きれいになって来やすいです。本当うれしいですね。

頑張ってほしいなと思いますね。雲仙」と話しました。 

1泊2食付きの夕食は、雲仙活き活きポークや長崎和牛などのメインが選べ、

地元の旬の魚や野菜を使った会席料理を堪能できます。レストランでは、

雲仙ポークカツのホットサンドなどの軽食が楽しめます。

源泉かけ流しの温泉は、「美肌の湯」と呼ばれる乳白色の単純硫黄泉。

大浴場の男湯は、黒を基調とし、女湯は、木の温もりを感じる色合いで、

癒やしの時間を過ごせます。 お客様を温泉や料理で癒やすというのが

基本的にありましたので、森さんの思いを継いでまた頑張っていこうと思います」と話しました。

全63室全ての客室が利用できるようになるのは、外壁塗装などの工事が完了する6月頃の予定です。

雲仙温泉青雲荘の長橋慶治総支配人は「土砂を撤去したり従業員も一生懸命に頑張ってくれた。

青雲荘の1階にも1メートルを超える土砂が流れ込み、復旧や改修工事のため、

7カ月間、休館しました。「雲仙温泉青雲荘」が先週末(19日)営業を再開しました。

『民家風を残した建物お風呂が好い私も一度は泊って見たかったホテルです』

 

 

 

 

 

 

去年8月13日(金)の午前4時ごろ、雲仙温泉街の小地獄地区を襲った土砂崩れでは、

自宅がのみ込まれた青雲荘の元総支配人、森保啓さん(67)と妻・文代さん(59)、

長女・優子さん(32)が犠牲となりました。ご冥福をお祈りします。