『うっかり通行で反則金』ご注意
東京五輪の選手や関係者らが乗る車両などの通行円滑化のため、
東京都内などの大規模交通規制が予定通り19日から本格化する。
開会式に関連した一時的なものから期間中にわたるものまである上に、
規制が標識のみでうっかり通行してしまいそうなところまで多種多様。
千駄ケ谷の新国立競技場周辺では6月8日から9月30日まで、
規制区域の入り口に見上げるような高さのフェンスを設置。
専用レーンは道路脇に「TOKYO2020 専用ONLY」と書かれた青い標識が立てられ、
路面には同様の文言のペイントやピンク色のラインが引かれている。
警察官から交通反則告知書(青切符)を切られ、違反点数1点、
反則金(普通車6000円)の行政処分を受ける可能性がある。
高速道路 首都高をはじめとする首都圏の高速道路には
「交通システムマネジメント(TSM)」と呼ばれる規制を実施。
全体の交通量を減少させつつ混雑しそうな箇所への通行制限や
入り口閉鎖などの規制を段階的に行う手法だ。
首都高では東京都内の区間で午前0時から4時まで通行料金が半額になる一方、
利用者が多い午前6時から午後10時の間は1000円上乗せ。
いずれの規制も7月19日~8月9日と8月24日~9月5日の間で、
事実上一般車を締め出す作戦だ。一時的な規制 五輪開会式(23日)、同閉会式(8月8日)、
パラリンピック開会式(8月24日)、同閉会式(9月5日)には会場となる
新国立競技場周辺は約2.5キロ四方にわたる広い範囲で交通規制が行われる。
一般道は同競技場周辺の青山通りや外苑西通り、選手村周辺の
環状2号線や有明通りが当日午後から翌日未明にかけて規制。
首都高も同様の時間帯で都心部西側の大部分が通行止めになる。