【お弁当に「梅干し」】 | 【かほり放送局】
『「日の丸弁当」の殺菌・防腐効果は』

「梅干し」を入れても食品の傷みは防げない?

傷みを防ぐ目的で、昔からお弁当に梅干しを入れることがあります

「ご飯の上に梅干しをのせるだけでは、殺菌・防腐効果は限られる」

「今の梅干しは、昔の梅干しほど効果はない」

最近は健康志向の高まりで、減塩されたものや

酸味を極力抑えて甘く仕上げ。

「高い塩分と酸を含む、昔ながらの保存性のよい梅干しです」

梅を漬け込んだ汁や赤シソを刻んでご飯全体に混ぜ込む、

「酢飯のようにすれば、ご飯はかなり傷みにくくなります」

「避けてほしいのは、作ってから2日目のおかずを入れることや、

雑菌が好む20~40度の温度の空間に食品を長時間置くことです。

腐敗菌は水分によって増殖しやすくなるので、

朝しっかり加熱した食品を、粗熱を取って冷ましてから詰める

ことも大切です。

水分を傷みにくくするのが塩、糖、酸なので、

おかずは味を濃いめに作り、酢を活用するのもお勧めです」 

梅雨の時期になると、気温や湿度が上がり、

お弁当に入れた食品が傷みやすくなります。