【差別とのたたかい】美輪明宏 | 【かほり放送局】
『そして 男らしさについて語る』

1935年長崎生まれ。16歳で、銀座7丁目にあった「銀巴里」の専属のシャンソン歌手としてデビュー。

 

1967年、寺山修司の演劇実験室「天井桟敷」旗揚げ公演に参加、「青森縣のせむし男」「毛皮のマリー」の主演をつとめる。

 

以後、活動は歌手、作詞・作曲、俳優、演出と多岐にわたり、2018年のいまも現役。春には演劇を、

 

秋にはコンサートを行うのを定例としている。2019年の春は「毛皮のマリー」の何度目かの上演が決定している。

 

春にはエディット・ピアフのドラマティックな生涯を描いた舞台、2018美輪明宏版「愛の讃歌~エディット・ピアフ物語~」を、

秋には名曲を「愛」をテーマとしたトークとともに楽しむ「美輪明宏の世界 ~愛の大売り出し2018~」を成功させた美輪明宏。

 

私たちは「ライフタイム・アチーブメント」賞を献呈する。

 

三島由紀夫と寺山修司。俳優・美輪明宏はふたりの天才から愛された。

 
『名誉都民になった』

美輪明宏に東京都から名誉都民の称号が贈られた年でもあった。顕彰の理由は、「戦後の日本に『ジェンダー』を

 

超えた生き方を示すとともに、長きにわたり舞台・映画・テレビ・講演・著作と多方面で活躍してきた」というものだった。

自民党の杉田水脈・衆議院議員による「LGBTには生産性がない」という『新潮45』への寄稿が発端となり、

 

同議員のトンデモ主張が物議を醸したことは記憶に新しい。杉田自身は党内から賞賛され、『新潮45』が休刊に追い込まれた。