【シーボルトへの恋文】 | 【かほり放送局】
⦅妻お滝「貴方を思う毎日」⦆江戸時代に来日し、シーボルトは長崎・出島のオランダ商館の医師
 
として1823年に来日。遊女だったお滝と知り合い、後に初の日本人女医となる娘イネを授かる。
 
だが、持ち出しが禁止された日本地図を国外に運ぼうとしていたことが発覚し、29年末に国外追放となった。
ドイツ人医師シーボルトに、日本人妻お滝が送った最も古い手紙がオランダ・ライデン大で見つかった。
手紙は30年12月に書かれた「欧州に送られた最も古い日本語のラブレター」

オランダ語訳の存在は知られていたが、日本語原本の所在は不明だった。

 

手紙は全長3・4メートルもあり、 シーボルトへの深い愛が伝わる

 

「この(3通の)手紙をあなたと思って、毎日、忘れることはありません」

 

「くれぐれも病気にならず元気に暮らしてください」などと記し、

 

娘の様子にも触れている。お滝が語った内容を第三者が代筆したと分析している。

 

お滝が手紙と一緒に送ったとみられる自身と娘の姿が描かれた嗅ぎたばこ入れは現在日本にあり、

 

シーボルトがお滝に送った手紙はドイツにある。

 

シーボルトが59年に再来日した際に、お互いの品を交換したらしい。

 

共に保存状態も良く、宮崎教授は「お互いのことを本当に大事に思っていたのでしょう」