《73回目、長崎原爆の日戦争を二度と起こさないと》
長崎に原爆が投下された午前11時2分核廃絶の決意忘れるな「被爆国の責任」
「長崎の鐘を鳴奏(ならそう)会」は6日、「長崎の鐘」小学生が鳴らす=長崎市、平和公園
県被爆者手帳友の会や長崎平和推進協会など4団体が提唱。
2008年から毎年この時期、平和を祈る市民や平和公園に訪れた観光客らと一緒に
鐘を鳴らす運動をしている。恒久平和を願った。
長崎原爆の日の9日まで、鐘の音を響かせる。
長崎に原爆が投下された午前11時2分から10分ごとに計4回、鐘の音が響いた。
非核願い平和行進 長崎・爆心地公園にゴールした。
田上富久市長は平和宣言で、核保有国に対し、核兵器廃絶を掲げた
1946年の国連総会決議第1号の決意を忘れないよう訴え、日本政府には、核兵器禁止条約に賛同し、
被爆国としての責任を果たすよう求めた。
「核兵器は必要だと平然と主張し、核兵器で軍事力を強化しようとする動きが再び強まっている」
「核廃絶を目標とした決意を忘れないで、人類がもう一度被爆者を生む過ちを犯す前に、
核兵器に頼らない安全保障政策に転換することを強く求める」表明と懸念を訴えた。
署名しない日本政府には、「唯一の戦争被爆国として、世界を非核化に導く道義的責任を果たすこと」を
要求。国連で昨年採択された核兵器禁止条約の早期発効に向けて協力するよう呼び掛けた。
被爆者や遺族、安倍晋三首相、国連事務総長として初めて出席。
米ロ中など核保有国全8カ国も含め、71カ国の代表も参加した。
原爆死没者数は17万9226人となった御霊に黙祷
安倍首相は「核兵器のない世界の実現に向けて、粘り強く努力を重ねることがわが国の使命だ」と
あいさつしたが、広島に続き今年も核兵器禁止条約に言及しなかった。 |