【貧困支援 寸断された縁】 | 【かほり放送局】

 

「死んだけど、カネがないんで葬儀ができん…」僧侶が貧困支援 寸断された縁、結び直す
 遺体が安置された葬儀社に駆けつけ、6畳の和室で読経した。
その後、遺体はひっそりと火葬場に送られた。他の親族や友人に知られることなく。
貧困のため葬儀を行えず、病院から火葬場に遺体を直接運ぶ家庭が増えていることを知った。
長崎県大村市の長安寺僧侶、吉田武士さん(33)が証言
 「私も貧しい家庭で育ちましたが、親族や近所の人に助けられてきて今があります。ところが今の貧困は人間関係も寸断している」「ならば、こっちから出て行って、人の縁の結び直しをしよう」
好きなスポーツ小学生のころから続けているサッカーです。社会人になってもサッカーとフットサルのチームに所属しています。「はなまつり×フードドライブ」はサッカー仲間の助言で始めたのですが、準備や当日の運営も手伝ってくれて、損得抜きで付き合える仲間との縁に感謝しています。

 そんな考えから、貧困家庭支援のため家庭の未使用品の提供を呼び掛ける「はなまつり×フードドライブ」を昨年始めた。花まつりは、仏教の開祖・釈迦(しゃか)の生誕を祝う宗教行事。毎年4月8日に各地で開催されている。

 昨年に続く2回目を今月8日、大村市東本町のコレモおおむらイベント広場と周辺で開催し、多くの人が菓子や缶詰、洗剤などを持参した。自らもサッカー仲間やボランティアの人たちと物品を仕分けし、貧困家庭に届けてもらおうと、市内のおおむら子ども食堂と長崎フードバンクシステムズ(長崎市)に託した。

 「クリスマスは12月25日とだれもが知っているように、4月8日は花まつりの日と認知されればうれしい。そのためには取り組みを継続することが大事だと思っています」