歌手、タレントのやしきたかじんたかじん(62)、初期の食道がん!休養に入る全番組降板…最悪引退も関係者によると、昨年末に体調不良を感じて今年に入ってから検査を受けたところがんであることが判明。
関係者によると、たかじんは昨年末に「声が出にくい」と喉に違和感をおぼえ、正月恒例のハワイ旅行もキャンセル。今年に入り検査に専念していた。
レギュラー番組を持つ在阪テレビ各局の幹部にたかじんサイドが連絡し、「体調面の問題で番組を休みたい」と持ち掛けた。予定されていたテレビの番組収録をこなしていた。
読売テレビ「たかじんのそこまで言って委員会」は27日に同局での収録を終え、2月5日の放送分までは収録済み。同10日収録予定の12日放送分については代役を立てて放送するのか、別番組に差し替えるのかなどを検討している。
テレビ各局には病状を伝え、休養に向けた調整に入っている。冠番組を複数かかえる“なにわの視聴率男”の休養だけに、波紋が大きく広がることは必至。このまま電撃引退の可能性もある?。
他局でも番組の今後について、一時的な休養なのか、打ち切りなのかを含め、協議にあたっている。しかし、昨年8月に芸能界を電撃引退した島田紳助さん(55)同様、番組内での存在感が極めて大きいだけに、たかじん抜きの番組存続は困難と考える向きも多い。
独自の哲学を持ち「番組打ち切りは放送局が決めるんやなく、自らが辞めると言った時に辞める」とのポリシーを公言してきたたかじん。今回はそのたかじんサイドから、各局に休養の申し出があっただけに、大きな意味を持つことは間違いない。たかじんに近いスタッフは「近日中に本人が会見をする考えもある」とも話しており、緊急会見で電撃引退をした紳助さんの例もあるだけに、言動に注目が集まる。
いずれにしても、これまで20年以上、関西で高視聴率番組を連発してきただけに、スポンサー関係など影響が多方面に広がることは必至だ。
愛煙家で酒豪として知られるたかじん。これまで腰のヘルニアや肺気胸、白内障などに悩まされ、その都度治療にあたってきたが、大病による本格的な休養は初めてだ。
たかじんは芸能界のみならず、プロ野球・楽天の星野仙一監督や橋下徹大阪市長らとのパイプの堅固さも知られている。多方面にわたり関西を象徴する“権威”となっているだけに、波紋は大きくなりそうだ。