す松屋フーズは展開する牛丼チェーン「松屋」で販売している「牛めし」の定価を値下げする、と発表した。
牛丼代用メニューとして販売されてきた「豚丼」消滅へ 最後の砦の松屋も9日に販売終了、大手3社とも販売終了となる。
豚丼は2004年ごろに牛海綿状脳症(BSE)問題で牛肉の大量調達が難しくなったときに、大手牛丼チェーンが代用メニューとして投入した。
調理法は牛丼と同じく、豚肉を玉ねぎなどとともに煮て作る。調理設備がそのまま使えることもあり、各社とも自信をもって販売してきたが、人気はいまひとつのまま牛肉流通が正常化して牛丼が復帰。次第にメニューの片隅へと押し出されていた。
最初に撤退したのはゼンショーの「すき家」で、2009年4月に終了。
続いて吉野家は昨年12月に、新たに焼いて調理するタイプの異なる「焼味豚丼 十勝仕立て」を発売。これにともない、従来の牛丼代用型の豚丼を休止した。