【尾木ママ魔法使いで何でもアリ】 | 【かほり放送局】

【思い出に・しゃべくり】-尾木ママ
 英ファンタジー「ナニー・マクフィーと空飛ぶ子ブタ」(7月2日全国公開映画のPRに初挑戦。「ホンマでっか?!TV」(フジテレビ系)で“尾木ママ”としてブレーク中の教育評論家、尾木直樹さん(64) 映画の舞台は英国の田園地帯。3人のわんぱくな子どもたちのもとへ、都会育ちのいとこたちがやってきて反目し合い、けんか勃発。ママがガミガミ怒っても効果なし。そこへ魔法使いのナニー(エマ・トンプソン)が現れ、「礼儀正しく」「助け合う」「勇気を出す」など5つのレッスンを魔法で仕掛けていく。
 魔法使いルックで本物の子豚を抱いて現れた尾木ママは「僕の“叱らない子育て論”と映画がピタッと合ったので、初めてお受けしました。子育ては愛とロマン」と、タレント並みのサービス精神でニッコリ。
 さらに尾木ママ流5つの子育てレッスンを伝授。
 (1)~(3)は「早く、早く」「やめなさい」「大丈夫(できる)?」と言わないこと。(4)「ありがとう」をたくさん使う。(5)怒ろうかなと思う場面での魔法の言葉は「どうしたの?」。優しく聞けば、子どもは受け入れてくれたと安心感が湧いて、弁解や言い訳をします。その中には子どもの努力や輝きが見えますから、共感の相づちを打つこと-

 尾木ママも「叱るとね、子どもはその場しのぎでうそを言ったり、隠れて同じことをしたりっていう二面性が出てくる。叱ってかたちを整えさせるんじゃなく、成長させることが大事」と力説。
 「そのとき『やっぱりパパとママの子だわ』って言うともっといい。夫婦仲がいいって錯覚起こすの、んふふふ、2倍の力になるんですよ」ママ口調ながら、的を射た鋭い教育論が飛び出した。

 滋賀県出身の尾木さんは早大卒後、東京の海城高校や公立中学など教育現場で20年以上のキャリアを持つ教育評論家。
 「ホンマでっか?!TV」では司会の明石家さんまのツッコミに、オネエ言葉で応じているが、妻と娘2人の家族を持つ。女性週刊誌でも人気のキャラクターだ。