【生々しい証言・小沢秘書公判】 | 【かほり放送局】

【贈賄元社長が証言生々しいゾ!裏献金、接待…】

 小沢一郎・民主党元代表(68)の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる政治資金規正法違反(虚偽記載)事件の公判で、中堅ゼネコン「水谷建設」の元社長の証人尋問、東京地裁で行われた。

 水谷建設の川村尚元社長(53)は、検察側の質問にこう証言した。小沢氏側への裏金提供を当事者が公の場で言及したのは初めて。
「力が強い小沢事務所に反対されると工事に参入できないと聞いていた」

 小沢先生の地元のダム工事の受注を期待し、小沢氏側の要求に応じて計1億円の「裏献金」を提供したと証言した。 「議員会館の小沢先生の部屋で(秘書から)要求され、お支払いした」

 川村元社長は2003年11月、協力会社社長の紹介で、議員会館の小沢事務所で元公設第1秘書、大久保隆規被告(49)と会い、胆沢ダム(岩手県奥州市)建設工事の下請け受注を依頼。

大久保被告から「同業者より遅い」と言われたという。
 04年9月に、議員会館で大久保被告から「それぞれの工事業者決定後に5000万円ずつ」と要求され、「分かりました」と応諾。「同年10月15日と05年4月中旬ごろに支払った」と語った。
 公判で検察側は、この1億円の「裏献金」受領を隠すことが、虚偽記載の動機だったと主張した。

 同年の大みそかには、大久保被告の自宅を訪れ、お歳暮として現金100万円と高級牛肉を渡し、その後、料亭で4~5回接待。
ウソをつけば偽証罪に問われる証人尋問で、川村元社長が語った意味は大きい。
  一方、大久保被告や衆院議員の石川知裕被告(37)らは、一貫して裏金の受け取りを否定している。小沢氏自身の裁判だけでなく、今後の政局にも影響しそうだ。