【4月上旬から震災避難者受け入れ】赤坂プリンス | 【かほり放送局】


東日本大震災による福島第1原発事故で避難福島県民内の受け入れ施設として4月からグランドプリンスホテル赤坂=東京都千代田区利用されることになった。ホテル側が申し入れ、東京都が発表した。
 ニュースを聞いた被災者から「いつから入れるのか」などの電話が殺到。担当者は「詳細は決まっていません」と対応に追われた。
 都の担当者は「東京を代表するホテルの提供は大変ありがたい。被災者に心身を癒やしてほしい」としている。受け入れる被災者の条件や、費用負担の有無などについては今後、詳細をまとめる。

 取り壊し予定の新館(地上40階、約700室)を活用し、4月上旬から6月末まで最大1600人程度を受け入れる方針。ホテルとしてのサービスはなく避難所の位置付けだが、ベッドなどの設備はそのまま活用、宿泊施設として最後の活躍となりそうだ。
 ホテル新館は故丹下健三氏が設計、1983年に建設された。高級ホテルとして政治家や芸能人に愛され、バブル期にはデートスポットとして人気を集めた。建物の解体は7月以降に着手、跡地はホテルやオフィスなどの複合施設に生まれ変わる。
 
【野口健さん、寝袋340個!協力の輪広がる】

 世界的アルピニスト、野口健さん(37)が東日本大震災の被災地、岩手県陸前高田市の市立小学校に、寝袋340個などを届けた。
ミニブログ「ツイッター」で、フォロワー(愛読者)から「凍死している人がいる。寝袋を届けて」などとするSOSがあった。「トラックはボクが環境大使を務める長野県小諸市の提供で、官民一体の寝袋支援です。また行きます。1つでも多く届けたい」と話した。
こうした野口さんの活動に賛同した海外メーカーなどから、新たに500個の寝袋提供の申し出もあり、最終的には計約2000個の寝袋が国内外から集まる予定という。