【「世界一運が悪い男」のお笑いクイズ】英BBCテレビ | 【かほり放送局】

【二重被爆者を笑い物に】私は怒りがこみ上げてくる、悔しい悲し過ぎる
 英BBCテレビのお笑いクイズ番組が昨年12月日に放送曜夜の人気番組「QI」。
「世界一運が悪い男」などとジョーク交じりに紹介した。
男性司会者がゲストの男性4人に対し、「世界一運が悪い男」として
山口さんを取り上げ、広島に出張した際、原爆で大やけどを負ったと紹介。
すると、ゲストの1人が「で、長崎の病院に入院したのか?」と突っ込み、
スタジオから笑い声が漏れた。
 さらに司会者が「山口さんが長崎に戻ったら再び原爆が投下された」と
説明すると、笑い声が上がった。スタジオにはきのこ雲や山口さんの顔写真が掲げられた。
 共同電によると、複数の在英邦人から番組に抗議が寄せられた。

 プロデューサーは「不快にさせて大変残念」と電子メールで謝罪。
日本人の感情を「今後考慮する」とした。
 第2次大戦中の欧米人の悲惨な経験についてもお笑いクイズ番組で
「しばしば取り上げてきた」とし、日本人だけを差別的
に扱っているわけではないと釈明している。
 プロデューサーは抗議した在英邦人に「日本人の(原爆)
問題に対する潜在的な敏感さを軽視したのは明らか。
お気楽な番組で扱うには不適切と日本人が見なすのは想像に難くない」
などとするメールを送った。大使館には21日、同様の内容の謝罪文が届いた。
 
 大使館は在英邦人の指摘を受け、今月7日に「山口さんをこういう形で取り
上げるのは不適切で無神経」と担当公使名で書簡を送った。
 
在英日本大使館がBBCと番組制作会社に書面で抗議していたことが21日、分かった。
抗議に対し、番組プロデューサーは「不快にさせて大変残念」と謝罪。
山口さんの遺族は「許せない」と憤っている。

山口さんの長女山崎年子さん(62)=長崎市在住=は
「世界中が核廃絶に向けて努力している中、父の体験を軽視するようなことは
遺憾で許せない」と憤慨。
「家族内で“運が悪かった”と笑いながら話したことはある。しかし、
核保有国の英国でこのように取り上げるのは話が別。核削減への真摯
(しんし)さが足りない風潮から、こういう発言が出てくるのではないか」と批判した。

 山口さんの被爆体験は海外でも関心を集め、亡くなる約2週間前の
09年12月22日には、映画「アバター」などで知られるジェームズ・
キャメロン監督(56)の訪問を受け、原爆をテーマにした映画の構想に聞き入った。
 広島と長崎で二重に被爆し、昨年1月に93歳で死去した山口彊(つとむ)さん
(長崎市出身)
広島・長崎の市民は世界の平和・核兵器廃絶運動を実施してきたが
偏見、仕方がない発言する人がいる
日本は二度と悲惨な戦争を起こさないと広島・長崎先頭に立ち
核兵器廃絶運動を実施運動をしているのに・・・