【都知事選出馬「検討は当然」】
民主党の蓮舫行政刷新担当相(43)はいよいよ、ドロ船から逃げ出す!?計画を
これまで蓮舫氏は、「いろいろな人から提案、アドバイスはもらっているが、現段階では考えていない」(昨年12月24日)などと、出馬をかたくなに否定。しかし、「(都知事職の)やりがいは相当大きい」とも述べ、色気は示していた。
「現段階ではオファーも受けていない」とした上で、「あるべきところからしっかり(話を)いただいたのなら検討するのは、一政治家として当然だ」と述べ、要請があれば出馬を検討する考えを明らかにした。昨年は出馬を否定する発言を繰り返していただけに、永田町は「民主党政権から逃げ出す準備を始めた」(自民党中堅)などと騒然となっている
昨年の参院選では、東京都選挙区で約171万票の全国最多得票をたたき出しただけに、閣僚の座を蹴っての出馬となれば、一躍有力候補に躍り出るのは間違いない。
来週の内閣改造でも「残留は確実」(民主党関係者)といわれる
「都知事選は3月24日告示、4月10日に投開票となることが決まっているが、その頃には菅直人首相はボロボロになって退陣し、年内に解散・総選挙となる可能性も高い。そうなれば、民主党が下野する可能性が高いだけに、民主党から逃げ出し、都知事に転身する道を作っておこうという腹だろう」とみる。
果して、石原vs蓮舫vs東国原といったドリームマッチが実現するのか。
都知事選をめぐっては、宮崎県の東国原英夫知事が出馬に意欲をみせているほか、現職の石原慎太郎都知事が態度を保留。一方で、菅直人首相のおひざ元である民主党都連は候補者の選定作業すらままならない状態が続いていた。