【新春の風物詩】奈良 | 【かほり放送局】

奈良


古都奈良の新春の風物詩、古都に新春告げる炎の大輪が夜空彩る若草山の山焼きが行われた。午後6時一斉に火が放たれ、雨で草が湿って炎に勢いが見られなかったものの、冬の夜空に興福寺五重塔の美しいシルエットが幻想的に浮かび上がった。13日行われ、観光客ら約16万人(実行委員会調べ)が炎の祭典を楽しんだ。

山焼きの起源は江戸時代、東大寺と興福寺の領地争いを仲裁しようと、奈良奉行が境界をあいまいにするため焼いたというのが通説。これに対し昨年、東大寺などが、若草山に出る幽霊を慰霊しようと通行人が放火していたのが慣習化したという新説もある。