【松下電器がパナソニックに】 | 【かほり放送局】

社名もブランド名と統一

松下電器産業は10日、会社名を国内外でブランド名として利用している「パナソニック」に変更する方針を明らかにした世界的なブランド戦略を強化するねらいう。欧米やアジア市場では、ブランド名のパナソニック国内で使用している「ナショナル」ブランドも廃止する方針。同日午後に正式発表する。  現社名の松下電器産業は1935年から使っている。パナソニックは1955年、輸出用スピーカーに採用したのが始まりで、61年には北米市場で使用するブランドとして採用された。松下によると、PAN(あまねく)とSONIC(音)を組み合わせ、「松下電器の音をあまねく世界へ」という意味を込めた。廃止が決まったナショナルは、創業者の松下幸之助が1927年に自転車用の角型ランプに初めて採用したブランドという。「国民の必需品にしたい」との思いが込められている。 冷蔵庫、洗濯機など白物家電製品に「ナショナル」ブランドを、パソコンや映像・音響機器には「パナソニック」ブランド 創業者が命名したナショナルの廃止には慎重な意見が多かったが、「今回の社名変更や統一が一連のブランド改革の集大成」(松下関係者)とみられる。