河野衆院議長が批判 | 【かほり放送局】

戦没者追悼の辞で「戦後レジーム脱却」批判

 河野衆院議長は15日、政府主催の「全国戦没者追悼式」での追悼の辞の中で、「(日本国民は)海外での武力行使を自ら禁じた『日本国憲法』に象徴される新しいレジーム(体制)を選択して今日まで歩んできた」慰安婦問題を念頭に「日本軍の一部による非人道的な行為によって人権を侵害され、今なお苦しんでおられる方々に、心からなる謝罪とお見舞いを申し上げる」と式辞で述べた。安倍首相が掲げる政権のスローガン「戦後レジームからの脱却」に対する批判をにじませた。

慎太郎知事は8年連続靖国参拝

 石原慎太郎都知事は15日正午過ぎ、靖国神社を参拝した。終戦記念日の靖国参拝は、知事就任2年目の2000年から8年連続で「敗戦の日にお参りをするのは、何ら悪びれることもないし人間として当たり前のこと」「私の家内のお父さんもそこ(靖国)にいるし、私の親せきや親しい友も何人もいる」という石原知事が語った。

 2016年の東京五輪招致を目指す上で、中国などアジア諸国の支援に影響が出るのではとの質問に「あってはならないと思うし、中国もそんなことで東京を評価しないのはおかしな話。それほどばかげた国じゃないと思う」との考えを述べた。