【野口さん 宇宙へ】 | 【かほり放送局】


宇宙船
【野口さん 宇宙へ】注目の宇宙遊泳高い難度、過酷な“とび職” 宇宙飛行士・野口聡一さん(40)が、いよいよ明日14日早朝(日本時間)、宇宙へ旅立つ。乗り組むのは、7人が犠牲になった「コロンビア」の空中分解事故から2年半ぶりに打ち上げられる米航空宇宙局(NASA)のスペースシャトル「ディスカバリー」。野口さんは計19時間の過酷な船外活動(宇宙遊泳)に挑み、世界が注目する13日間の飛行の主役となる。その任務と素顔を紹介する。(滝田恭子、高田真之)
 コロンビア事故は、NASAの宇宙開発の根幹を担ってきたスペースシャトルの飛行だけでなく、国際宇宙ステーション(ISS)の建設もストップさせた。がけっ縁に追い込まれた両計画は、窮地を脱することができるのか――。野口さんが同僚飛行士のスティーブン・ロビンソンさん(49)と共に行う3回の船外活動が、そのカギを握る。シャトルの命運にかかわるのは、飛行5日目に行われる最初の船外活動。惨事を引き起こした耐熱材などの破損を軌道上で修復する技術の試験に挑む。