沢山のご意見ありがとうございました | 柴田倫世オフィシャルブログ「柴田倫世の育児ダイアリー」Powered by Ameba

沢山のご意見ありがとうございました



写真)ボストンは、一年の中で最も美しいと言われる秋を向かえようとしています。

前回の皆さんの書き込みを読ませていただき
この1週間いろいろと悩みましたし考えるきっかけをもらいました。
そして、自分の視野の狭さを反省するのと同時に
「言葉ってなんて難しいんだ」と自分の文章の稚拙さを改めて感じ
同時にすごく勉強にもなりました。
知り合いの方からも個人的に何通かメールを頂いたんですよ。
姫ちゃん、どんなときも笑顔を忘れちゃ駄目だよ!
「笑うかどには福来る」という内容もあれば
最近アメリカから帰国した娘と同い年の女の子は
同じように驚くほど全く手を振らなくなったというものも、
また、日本にも良い人は沢山いるよ、と
書き込みと同様さまざまな角度からの意見があり
すごくありがたかったです。
それにちょっとほっとした自分がいます。

そうですよね。
確かに文化も習慣も違うアメリカ人と日本人を
同じ基準で判断するのは危険だったと思います。
実は帰国中娘は私と外出していたわけではないんです。
私自身は毎日仕事で
日中はばあばと一緒に過ごすことが多く
周りの人に対して娘がどんな様子なのか
報告を受けていたのです。
(先週のブログでは自分がすべてを見ていたかのような
書き方をしてしまっていました。
この点でも問題がありましたね。すみません。)
その中で「日本人があまり好きじゃないのかしらね」
という言葉がすごく心にひっかかっていて
心配や不安が大きくなってゆき
私自身悲観的になっていた部分があるような気がします。
でも、主人も私も日本で生まれ育ち
やはり娘には日本を大好きでいて欲しいですから
もし次に日本に帰った時、娘が悲しそうにしていたら
その時は
「みんな意地悪しているんじゃないよ。
本当はやさしい人も沢山いるんだけど
日本の人は恥ずかしがり屋さんが多いんだよ。
世の中にはいろんな人がいて、それぞれに良いところがあるんだよ」
と伝えてみることにします。
私が見る限りでは日本人でも女の人は好きなんですが、
特にスーツを着た男の人を見ると体が強張ってしまうので
相手にしてもらえなかった時は
「あのおじちゃんは今とっても忙しいんだよ。」と説明してみます。

娘は本来環境になれてしまえば怖いものなしの性格です。
ですから日本の環境に順応すれば
実はなんてことないことなのかもしれませんし
親の私が心配しすぎているだけなのかもしれません。
それにもしかしたら、みみちいこさんのおっしゃるように
「子供は親の先を行っている」から
ちゃんと相手に応じた対応をしているのかもしれませんね。
そう考えると置いてきぼりの親としては恥ずかしい限りですが…。

skaoriさん、2度の書き込みありがとうございます。
お心遣いに感謝しています。
でも、あえて説明させてください。
私は決して日本が嫌いなわけでも駄目だといっているわけでもないんです。
アメリカにいて「寂しいな」「不便だな」「もっとこうなればいいのにな」
と感じることはしょっちゅうです。
日本にいたときのように
心細いときに何の遠慮も無く頼れる人はほとんどいません。
自分一人では銀行口座ひとつ開くことが出来ません。
日々自分の無力さを感じながら生活しています。
また、ほとんどすべての単位が違うため換算表がなければ
当たり前の計算もできないですしね。
食事だってそうです。
ちょっとデパートに行けばあらゆるものが手に入る日本と違い
こちらでは西京漬けすら手作りにするしかありません。
でも、これだってチャレンジです。
いろんな面で時間も手間もかかるけど今まで知らなかったことを
知るチャンスでもあるんです。
アメリカで暮らすというのは自分たちで選択した道です。
そしてすべての面において挑戦でもあるんです。
不便だと思ってずっと暮らしていくよりも、
どんなときでもプラスの面を考えていく方が
生きていてずっと楽しいと思うのです。
そして長く暮らしていけばいくほどプラス面もマイナス面も
より深いものに変わってくるのではないかと想像しています。
私自身はマイナス面もプラスに変えて
やっていこうとしていたつもりだったのですが
それによって逆に不快な思いをさせてしまっていたのなら
その点は謝らなくてはいけないと思っています。
ただ、日本や日本人は駄目だなんて感じたことはない
ということだけは分かってくださればと思います。
数年後は海外に行かれるとのこと。
何をおいても健康が一番だと思います。
大変なこともあるでしょうが、がんばってくださいね!

子供が出来てからというもの
今まで気がつかなかったことを沢山見せてもらっています。
今回の件もそうです。
のりちょさんの
「人間は社会の生き物。
一人では生きていけない、社会の中で生きて行くのです。
成長していく過程で、だんだん社会に出て行く。
そんな時、温かく見守ってくれて、差し伸べてくれる手があって
初めて『社会の中で生きていく人』になるのでは?」
という問いかけにはズシンときました。
kumoameさんの王子の周りにもそんな人たちが増えるといいな
と心から願っています。
どんなに小さい子供でも周りの人からやさしくしてもらうと
そのやさしさに対して喜びや感動を覚えると思います。
その喜びや感動がなければ他の人に対しての思いやりは
育まれていかないと私は思います。
前回のブログでもそのことが書きたかっただけなのに
うーん、本当に難しいですね…反省です。


そしてこのブログを続けていることによって
いろんなご意見をいただけ
私自身本当にありがたく参考にさせてもらっています。
長々と書いてしまいましたが
最後まで読んでいただきありがとうございました。
これからも沢山の書き込みお待ちしています!