前回記事はこちら。




演劇部での発声練習を通して、

声がでるようになったことは大きな変化でした。



もっともっと、演劇をしていたい。

このままずっとお芝居が出来たらどれだけ

幸せなんだろう…!



受験シーズンに「養成所に通わせてほしい!」と言い出した娘に、これが一生分の誕生日プレゼントだからと養成所への所属費用を快く出してくれた両親。
(その後、本当に誕生日プレゼントは消えたので一生分でしたね…)


進路希望の紙には、
第一希望はいつだって「女優!」


わたしが今日まで恵まれていたと感じること…

周りの大人は、いつも夢を応援してくれました。


中学生、高校生とそれはずっと続きましたが、先生たちはそれを現実的にだとか否定することもなく、みんな「楽しみにしているからね」と笑ってくれました。




そして無事に公立高校へ進学したわたしは、
高校生活と芝居のレッスンに明け暮れていました。


通っていた養成所では、レッスンの傍ら
オーディションを受けては書類審査で落ち。


エキストラの仕事ではどこだって着替えたし、
真冬の外で薄着一枚、立って何時間も待機しました。

たったワンシーン、どこに映っているのかも
分からないシーンのために一日中ロケバスで待ち時間なんていつものこと。


それでも、大好きな世界に浸れることは
幸せで楽しかった。


そして高校2年生になった時、大きなチャンスが舞い込みます。


コカ・コーラのCMが決まったのです。


…同時に、少しずつ体調に変化が現れます。


次回からは、【#白血病 が見つかるまで】の
お話です。



白血が見つかるまで①はこちら↓