こんにちは。

心屋認定カウンセラー

いとうともよ(ともよん)です。

 

 

11月も後半の話しです。

20年振り、いや、もっとか・・・

30年、とは言わないが25年振りくらいにはなるか(汗)

 

 

野田秀樹氏の舞台を観に行ってきました。

 

 

NODA・MAP 第23回公演

『Q』:A Night At The Kabuki

作・演出:野田秀樹 音楽・Queen

 

 

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【CAST】

松たか子

上川隆也

広瀬すず

志尊淳

橋本さとし

小松和重

伊勢佳世

羽野晶紀

野田秀樹

竹中直人

 

 

豪華キャストですね。

 

 

私、松たか子さんの舞台初めてで。

 

NODA・MAPの過去作品に出演する松たか子さんを

You Tubeで観た時

その気迫にやられて

観に行きたいなぁと密かに思っていました。

 

 

野田作品を最後に観たのは

まだ劇団遊眠社時代。

 

 

『贋作:桜の森の満開の下』

夜長姫を毬谷友子さんが、

耳男を野田さんが演じた時のもの。

 

 

野田さんの作品は言葉遊びがたくさんあって

伏線もいたるところにちりばめられていて

まだまだ未熟な自分は

一回観ただけではとてもじゃないけど拾えない。

 

 

難しい。。。

 

 

すごいのは感覚としてわかるのに

言語化できない

左脳で理解できてない自分が

とても残念に感じた若かりし頃の自分。

 

 

20年以上経った今

私は何を感じるんだろう。

野田さんの舞台

理解できるんだろうか・・・・

 

 

加えて野田作品は、

運動量がこれまたとても多い舞台。

野田さんはもう、、おいくつですか?!

相変わらず走り回っていらっしゃるんだろうか?

 

 

いろんなことがすごく楽しみで

でも、ちょっとビビリながら向かいました。

 

 

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終演22時って、オイっっ!!って、まずなりましたけどね。

まぁ、、、そうですよね。

野田作品ですもんね。

ガッツリ、ギッチリやりますよね。

 

この日、田舎のわが家についたのは

0時近くでございました。。。(泣)

 

 

では、作品の感想、一気にいきます!!

(これは私の超個人的見解です。)

 

 

野田さんの作品は早口で

言葉、台詞が膨大なのが特徴。

(でもキャストの滑舌は最高。噛むことほぼ無し!プロ!!)

これを嫌う人、苦手に感じる人もいて

賛否両論あります。

 

 

だけどね、今回あの現場にいてわかった。

 

 

野田さんの作るあの舞台の空間において

台詞、言葉は全部音符なんだ。

 

 

膨大な言葉を松さんが紡ぐとき

それは音楽と同じだった。

 

 

台詞は、言葉は、音符であり音楽なんだと。

 

 

音楽を聴いて、旋律を聴いて

涙が流れることがあるでしょう。

 

 

その楽器の奏でる繊細な音

爆発的な力

美しいメロディー

 

言葉で表現していないのに

感覚的に私たちの心に響いてくる。

 

 

それと同じだった。

 

 

松さんと、上川さんの言葉のやり取りは

その言葉の意味とは別に

言葉を私の耳が捉えようが捉えなかろうが

その言葉を紡ぐその奥にあるその人間の感情が

切ないほどに押し寄せてくる。

 

 

じわじわと、じわじわと

それは静かに

でもその力は

どんどん強く大きくなっていく。

 

 

途中から、私は言葉を追わなかった。

 

 

言葉は音符のように。

台詞は音楽、メロディーのように。

 

 

それで充分理解できるし

何より、舞台上のあの愛おしい人々の

強く切ない想いを体で感じることができた。

 

 

彼らの想いがじわじわと伝わってくるたびに

何度も何度も涙が流れた。

 

 

言葉を聴いて涙が流れるんじゃない。

あの空間で、彼らが発する想いに

心震える。身体が震える。

 

 

そんな感覚。

 

 

私の座席はほぼ一階最終列。

遠かったけど、全然遠くなかった。

最終列まで届いていた。

 

 

野田さんが仰る

「感情じゃなくて音でやって」

というのは、こういうことか。

 

 

舞台表現、演出の仕方はいろいろある。

 

 

いろんなジャンルがあって

いろんなやり方がある。

 

 

野田さんは昔っから

ずっとこれなんだな。

 

ようやくわかった。

 

うれしい。

感動。

 

 

観に行って本当によかった。

自分に生かしたい。

どうもありがとうございました。

 

 

あぁ!!!

そうだった!!

これ、すごく言いたいっ!

 

パンフ!

あんなに盛りだくさんの内容で、

お値段1500円くらい?だっけ?

お安いっっっ!

 

読むところがたくさんあって

帰り道、端から端まで

貪るように読みました。

舞台観劇後

さらに、さらに、大興奮してしまいました。

 

 

ありがとうございました♡

 

 

 

【心屋塾オープンカウンセリング(担当:いとうともよ)】
日時 ①12月26日(木)13:00~15:00
    ②2020年1月21日(火)11:00~13:00

会場 東京 九段下 千代田かがやきプラザ4階研修室3

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画伯:ゆーじん