小さいころからなんとなく二人で一人だという感覚をもって成長してきました。
一卵性双生児の弟との写真
常に弟がいることで僕が成立しているような、一人でいることのほうが不自然のように思っていました。
一浪で大学に落ち、二浪がはじまるころ、弟が海外留学のために家を出ました。
それを機に受験に対して真剣に取り組み始めました。こんなに集中して日々を過ごしたことはこれまでの自分にはありませんでした。
すぐに諦めたり、続かなかったり、ただなんとなく日々を過ごしてきた僕でしたが、二浪目の一年は「描くこと」に真剣でした。
集中しているとお腹が減らなくなり、一年で20kgも体重が落ちていました。周囲の人から心配されましたが、そのときの僕はとても体調がよく集中力があがってることを実感していました。おかげで実力もみるみる上がりました。それまで表面的なモノしか見えなかった「カタチ」の本質が見え始めていました。
「すべてのモノはいろんなカタチをもって空間に存在している」のだと気づいていきました。
次回に続きます。
コメントのお返事
*カンタさん
コメントありがとうございます。この作品は、記憶を失い姿形を変えられながら「自分はだれなのか」を探すお話です。「木ノ花〜」を皮切りに「日本人」について考えていく作品制作をしています。自主作品は仕事の合間に制作しているので新作完成がいつになるかわからないですが、現在も制作中です。出来上がった際はまたぜひご覧ください。
*ジョセフさん
コメントありがとうございます。平塚での個展、見に来てくださりありがとうございます。平塚では、「旅」をテーマに「我々が生き、生活している中で生じる哀愁、ノスタルジー、ロマンチシズム、倦怠感、喪失感」といった誰もが抱えている感情を具現化しようと試みた展覧会でした。
あの展覧会で得た経験は大きかったです。
*るりさん
コメントありがとうございます。
「HERO」のPVは、大学修了制作「朱の路」がきっかけでお仕事させてもらいました。「HERO」をご覧になって、僕を知ったという方がたいへん多く、大学出たての僕を起用してくれたミスチルのみなさん、プロデューサーの小林武史さんにはいまだに感謝しています。ありがたいです。
コメントに関してのお返事をする方法をやっと覚えました…。
遅くなってしまってすみませんでした。
現在「家族デッキ」が期間限定でフルバージョンが無料でご視聴頂けます。
毎週土曜日は制作を生放送でお送りしています。是非ご覧ください。
TOMOYASU MURATAch
https://abemafresh.tv/
編集後記「ペンギンのカエル成長日記」5.6