近隣であったイベントに、ミニ四駆のコースがありました。車もそこで買えると聞くと、息子は欲しいと言う。しかたなしに1000円で電池付きの車を買いました。作ること1時間。

まずい世界にひきずりこまれた。金かければ勝てる世界でしょとの思いですが、子供に否定は教えたくない。

 

せっかく作ったので、コース常設の場所を調べると、40分ほど車で走ればコジマのコースがあるとのこと。


次週、行ってみました。


目にもとまらぬ速さにびっくりでした。息子の車の遅いこと。人のよさそうな方に質問攻めにしていると、「このマシン買えば、最初から速いですよ。」と紹介されたのが、1台残っていた最初から改造パーツのついたお得車(2500円)でした。(ネオバンキッシュ?)パーツを単品で買うと4000円くらいするのだそうで、残っていたのは結構ラッキーみたいでした。

 

次週、組んで走らせに行くと、最初の車より3周で10秒も速い。おおー単純に嬉しい。


ここで、先週始めたばかりで走らせに来ている父子と出会いました。息子と同じ学年。きゃっきゃいいながら店でおいかけっこなんか始めます。(汗)

その子と一緒に走らせると、当然息子の方が速いわけです。息子は勝ててうれしくなってしまいました。

ああっ勝ち負けの世界か…どういうスタンスでいこうか。

 

その子のお父さんが、「来週、大会に出ますけど一緒に行きませんか?」

電話するとエントリーできてしまいました。


ここから速くすることに、パパにスイッチが入ってしまいました。息子の誇らしげな顔を出させてやりたい。初参加でも3番に入れたいと、そこのコースに来ている人に色々聞いてみました。


ミニ四駆は、子供が始めて、パパだけ残るみたいなことが多いこと。車体が小さいだけに、少しの改造でタイムが変わること。

走らせ始めたら操作はできないのに、ジャンプで跳ねさせなかったり、ブレーキをかけたりができるようにセッティングすること。


このようなことを上手い人から初心者に教えていくことで、ゆるーいコミュニティが出来上がっている。教えてくれる方は本当に良い人なんですよね。自分の工夫をしゃべりたくて仕方ない部分もあって気持ちはよーくわかります。


義務教育なんかと違って、来週、ここに来るかなんて誰もわからない。一期一会だけに、押し付けがない。私には心地よい世界でした。


このコミュニティなら行ってもいいなと思えます。もう何回か行ってますが、誰一人として苗字すら知りません。そんな間柄で許される。


そういえばラジコンヘリを飛ばしていた頃、よく教えてくれた方を喫茶店に誘ったことがありましたが、悪意なく「そういうの嫌い」って断られました。気を使わないつながりっていいですね。


息子に共通な趣味の友達、私にはゆるい仕事場以外の知り合い。速さを突き詰めるのは程々に、楽しく付き合っていきたいです。


ちなみに初の大会は、息子の発熱で欠席。

ステーショナリーカップとかいう店独自の大会位から参加できればと思います。