重度知的障害を伴う自閉スペクトラム症と診断された息子、ゆうたの成長の記録です。
現在特別支援学校の小学三年生です。
療育園時代のお話を少しずつアップしています
※ブログの内容は基本的に実際にあった出来事を書いてはいますが、人物や施設名などは仮称で表記しております。
↓こちらの続きになります!
3学期に入っても給食を食べられない日が続き、私は心配で気持ちがどんどん落ち込んでいました。
そんな時に、担任のB先生からの励ましの言葉は大きな救いになりました。
その後もしばらくは食べられない日が続き、3月の半ば頃のことです。
ゆうたがあおぞら園から帰宅し、いつも通り連絡帳をチェックすると…
なんと、久しぶりに給食を食べた記録が記入してありました!!!
連絡帳を読むと、この日は園でホットケーキを作る日でした。
以前にも療育中にホットケーキを作る機会があり、みんなで作ったできたてのホットケーキを食べるのがゆうたは好きでした
なので、ホットケーキは食べられるだろうから、今日は給食を食べなかったとしても安心だな…と私は思っていましたが、まさか給食も食べられるとは…
どうやらこの日の為に、先生方が作戦を練ってくださったようです!
午前中の活動が終わると、トイレに行き、手を洗ってみんなで「いただきます」をして給食を食べ始めるのですが、これを省いてゆうただけ先に給食の準備をしてすぐに食べられるようにしたのです
きっと通常の活動の時に同じ作戦を遂行しても、おそらく変化はなかったと思います。
クッキングの活動の日。これが大事でした!
ホットケーキを食べ終えて「まだ食べたかった!」モードのゆうた。
そのタイミングで給食を見せることで、ゆうたの給食への興味が戻ったようです
この日はふりかけご飯、メインのおかずを食べました
連絡帳を見ながら私は、感動して一人で「すごい!すごい!」と大喜びしていました
次の日も給食を食べた記載があり、これでだいぶ克服できたのかな、と思いました。
後日、実際の様子を見学させていただきました。
午前の活動が終わるとサッとパーティションをゆうたの席に設置し、他のお子さんに見えないように配慮。
すかさず用意しておいた給食をゆうたの席に置く。
そして…
ゆうたの為に早くから給食の準備をしたり、どのタイミングなら食べようと思えるか考えてくださったり…
年度が終わるまでこのままの状態が続かないように、どうすればゆうたが以前のように給食を食べられるか、きっと先生方でたくさん話し合いもされたのだと思います。
先生方の連携のおかげで、ゆうたの「食べたい」という気持ちが戻ってきました!
ここまでしてくださった先生方には、感謝しかありません…
そして、年度終わりまでの数日はこの作戦を続け、食べることができました!
その後新年度になり、また給食をあまり食べない事がありましたが、数日でパーティション作戦なしでもまたすぐに食べるようになりました
「給食を食べなくなった話」はこれでひと区切りになります
↓「診断がつくまで」のお話はこちらになります!
↓診断後、療育園に通うまでのお話です!