レゴ社の「MECE×レコメンド」を計算しつくしたマーケティングが凄すぎです。。。 | 荒井智也|小さな経済をまわす人

荒井智也|小さな経済をまわす人

がやてっく株式会社 代表取締役 会長|ローカルWEBメディア「越谷雑談がやてっく」の推進|ローカル動画事業推進長|音楽家|甘党|遅寝早起き派|座右の銘は「悔しさを忘れずに今に集中し最短で着手すれば必ず道は開ける」|有能な仲間に感謝

 

 

レゴって本当に凄いんです。

 

常に二桁成長を続けている理由は、マーケティングが優れ過ぎているからでしょう。

 

マーケティングを進める上で「MECE×レコメンド」を意識し、ダブりかぶり無く自然に子供へアプローチしています。

 

さらに、商品ラインナップが考え抜かれています。

 

1コンセプトにつき、1,000円台が3種類前後、3,000円台が3種類前後、それ以上が3種類前後が発売されています。

 

これは、子供のイベントにあててきています。

 

恐らく、2~3年間の誕生日や卒園、入園やこどもの日などの回数に合わせられています。

 

1コンセプトの商品を買い終わるころに、興味が次に移り、年齢に合わせた別のコンセプト商品に心が移る仕組みです。

 

そこに巣ごもりが重なったので無双となったのでしょう。

 

例)「企業コラボ(MECE意識) × デジタル活用(レコメンド意識)」

 

①3歳以下:恐竜や怪獣にハマる → YouTubeで恐竜関連の動画を見る → レゴジェラシックパークの動画を発見 → 結果レゴを買う

 

②6歳以下:レゴジェラシックパークの動画に関連した他のレゴ関連動画を見る → ヒカキン等レゴのゲーム実況動画を発見する → レゴマイクラを買う

 

③10歳以下:マイクラの動画に関連した他のレゴ関連動画を見る → 忍者や街づくりの動画を発見する → レゴ忍者、シティを買う

 

▼まとめ

・新型コロナウイルスの流行を背景に自宅でブロックで遊ぶ家族が増えた

・レゴは10年にわたる2ケタ成長が2017年にストップし、同年にクリスチャンセン氏をCEOに起用

・2020年の売上高は13%増の437億デンマーククローネ(69億8000万ドル)

・デジタル化をさらに進めるため、2021年に「数百人」を雇用する方針も示す

 

ちなみに、女の子用のレゴフレンズも同じような仕組みで、最後はディズニーのレゴが待っています。

 

▼補足:MECEとは

 

 

荒井智也note: