中原 朋哉

中原 朋哉

Tomoya NAKAHARA

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アンリ・デュティユー氏の最晩年について、デュティユー氏の身の回りのお手伝いをしていた方からメールが届きました。



今年の1月22日、97歳の誕生日を迎え、この日にリリースされた自身の作品のCDを喜んでいましたが、数日後、体調が悪くなり入院しました。

入院は3か月あまりに及びましたが、4月末に退院し、体調も良く自宅で過ごしていました。

しかし、水曜日(5月22日)の朝だけは「起きたくない」と言い、ベッドの中で深い眠りにつき、極めて近い友人と、20年以上デュティユー氏と奥様(ピアニストのジュヌヴィエーヴ・ジョイ…ジョワではありません)を支えてきた女性に囲まれ、正午直前に亡くなりました。

葬儀は今度の月曜日の朝から行われます。

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まだほとんど明らかにされていないことのようですが、葬儀前にお知らせ出来ればと思い、この場でご紹介させていただくことにしました。





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昨日亡くなったフランスの作曲家 アンリ・デュティユーさんと一緒に撮ってもらった写真。



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2005年10月 パリにあるデュティユーさんの自宅アトリエにて



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現代の作曲家の中で最も大御所であったフランスのアンリ・デュティユーさんが昨日亡くなられました。97歳でした。

デュディユーさんの仕事や身の回りのお手伝いをしていた方からは、「とてもお疲れの様子だけれどパリの老人ホームで過ごされている。」と先日聞いたばかりでした。



デュティユーさんと繋がるきっかけを作ってくれたヴァイオリニストのオリヴィエ・シャルリエとも先程メールで「デュティユーさんの優れた音楽をこれからも共に演奏していこう」とやりとりをしました。



私は2005年にパリのサン=ルイ島にあるデュティユーさんのアトリエにお邪魔してお会いしたのが最初で最後でした。

デュティユーさんからは、3回お手紙を頂きました。その中でも Sur le même accord の日本初演にあたり頂いた全文自筆のメッセージ は、私の宝物のひとつです。



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