2013年 大阪上空新年、飛行機に乗って大阪入りした。窓側の席から地上を見ていて気づいたが、飛行機はまず今の実家の上を通り越した。それから幼いときに通っていた小学校、中学校も認められた。しばらくすると高校の辺りを過ぎ、大阪城が見え、すぐに梅田の高層ビル街が見えた。僅かな時間の中に20年間が凝縮され懐かしい場所が次々と現れては視界から消えていく。死の前に「走馬灯のように」記憶が甦ると言うが、このようなことを言うのかもしれない。少し躰が震えた。