1983年に ZE からリリースされた Was (Not Was) のセカンドアルバム「Born to Laugh at Tornadoes」(当時の邦題「Was の魔法使い」)が、明日12/2日、P-Vine から 再発となるが、P-Vine のサイトを見ていて、オリジナル盤になかったボーナス・トラックが次のごとく5曲も追加されていることを知った。

11. Shake Your Head (Let's Go to Bed) [Alt Version]
12. Shake Your Head (Let's Go to Bed) [Alt Remix]
13. Read My Lips [Single version]
14. Read My Lips [Recession Remix]
15. Read My Lips [Evolution Remix]

「Read My Lips」という曲は未出で気になるところだが、それより大いに気になるのは「Shake Your Head」の「Alt Version」と「Alt Mix」の方である。このアルバムは、先日新譜を出して、このブログでも紹介した Mitch Ryder のほか、Mel Torme、Doug Fieger、Ozzy Osbourne と、渋いゲスト・ヴォーカルを4人も呼び寄せ10曲中5曲も歌わせた企画モノであるが、「Shake Your Head」は Ozzy Osbourne が歌っている。この曲は Ozzy にとっても重要?な一曲なのか、四枚組のベスト・アルバム「Prince Of Darkness」にも収められていた。


Ozzy Osbourne Vers.

Was Brothers はそれ以上にこの曲にご執心で、Steve Silk Hurley にリミックスを依頼している。その際に Ozzy に加えて、ヴォーカルにハリウッド女優 Kim Basinger を起用、このヴァージョンを満を持して1992年にシングル・リリースしているのである。


Basinger & Osbourne Vers.

今回のボーナス曲の「Alt Version」と「Alt Mix」は Basinger & Osbourne によるものと考えるのが順当なのだろうが、実は「Shake Your Head」のオリジナルは、1982-3年当時に未だ無名だった、かの Madonna がヴォーカルに起用され吹き込まれていたそうだ。その直後に Madonna が大ブレイクしたため、「Let's Go to Bed」の歌詞がイメージに合わないせいか、このヴァージョンはお蔵入りとなり、Ozzy Osbourne のみのヴァージョンがアルバムに収録されたらしい。

マドンナ・ヴァージョンの「シェイク・ユア・ヘッド」は前から一度聞いてみたくて、今回のボーナス曲に過剰なまでに期待してしまった。今となってお蔵出しはありえないだろうと、ベイジンガーのヴァージョンのPVを YouTube で探していたら、なんと当のマドンナ・ヴァージョンがアップされているではないか。いったいどこから流出したのだろう? シルク・ハーレーの手によるリミックスなのは、ベイジンガー・ヴァージョンと変わらないが、やはりマドンナ、結構イイので例の fire でDLして聞いているワタクシであった。


Madonna Vers.

ウォズ兄弟がこの歌のために無名のマドンナを見つけてきた慧眼は恐れ入るが、マドンナの歌声を聴いていると、「Like a Virgin」の頃というよりむしろ90年代以降の彼女が歌っているような気がするのは不思議である。