
横浜チャイナタウンの目抜け通り中華街大通りにある「安楽園」。
周囲に萬珍樓や華王飯店など赤や金を用いた派手な中華様式の店が並ぶ中に、切妻屋根を頂いて和の雰囲気を漂わせた渋い店構えの二階建てレトロ建築が見つかる。「安樂園」と旧字体で書かれた看板が正面に架かり、もうひとつ大きな突き出し看板もあるが、「安樂園」の三文字は、なんとなく「安楽死」を連想してしまう。玄関上に「中華料理 安楽園」の文字がなければ、誰もここが中華料理店とは思わないだろう。店内の様子はまったく見えず、店先にはメニューやサンプルの陳列など一切なく、玄関奥の壁に「営業中」「麺類・炒飯もございます」と書いた札がかかっているのみ。一見、一見客を拒んでいるような雰囲気で、入りづらいことこの上ない。
横浜中華街のホームページで「安楽園」の店舗情報を調べても、北京料理の店であることがわかるくらいで「店舗希望により掲載致しておりません」と取材お断りのような文言が書いてあって、いったい麺類と炒飯以外にどんな料理が食べられるのか、どのくらいの価格帯なのか、正直謎だらけである。中華街では南門シルクロード(旧・南門通り)に立つ「旅館オリエンタル」の次くらいに謎の多い物件であった。
今回、小野寺さんちのブログの後押しもあって、一年半ぶりの横濱中華街エントリーとして、長年夢に見た「安楽園」のコース料理を味わうべく、清水の舞台から飛び降りる決意をもって、運をば天に任せ、乾坤一擲、こわごわ「安楽園」の扉を開いたのであった。ありがとう。小野寺さん。
コース料理の詳細は次回。