秋に紅葉と桜花を愛でることができる場所は、トヨタ自動車の本社のある愛知県豊田市の最奥部、岐阜県境に近い小原町にあります。小原町には、名鉄豊田市駅から、一時間から二時間に一本の便しかない「おいでんバス」に一時間乗って、やっと辿り着くことができまして、要するにはっきり言ってそこは山奥です。そして、小原における最大の花の見所である川見四季桜公園に行くには、バスの終点、上仁木町からさらに15分ほど奥へと歩かなければなりません。東京から出かけるとなれば、少なくとも四時間、乗り継ぎが悪いと優に六時間を要することになります。


川見四季桜公園

バスで上仁木町に至るまでには、道すがら秋の桜を楽しめる場所がいくつもあって、どこもかしこもそこそこ賑わってはいるのですが、正直それらは川見四季桜公園に比べると断然しょぼいのです。どれくらいしょぼいかというと、川見四季桜公園の桜が1,200本もあるのに対して、他の桜はみな200本足らずしかないのです。

よって時間のない方は、バスの運転手のアドバイスなどには耳を貸さず、途中に見える窓外の誘惑にも負けることなく、乗客が少なくなっても動じず、ただひたすら終点までバスに乗り続けることをおススメします。

つづく