今回は偽札ではないんですが、お札つながりで、香港の九龍を歩いていたとき拾った「冥通銀行券」を載せてみました。

先日、いつも楽しく拝見している小野寺さんちのブログ「ONE DAY」に、都築響一・編の「Souvenirs from HELL 香港式・冥土のみやげ」という本と、その本で取り上げられている「紙紮」のことが紹介されていました。Tomotubby は「紙紮」の一種、紙銭「冥通銀行券」を持っていることをコメント欄でお伝えしたところ、ぜひ見てみたいとリクエストを頂きましたため、ブログに載せてみた次第。

「紙紮」とは、香港など中華圏で死者や神様にお供えして最後は焼いてしまう紙製の祭祀用品で、紙銭、紙衣、護符、さらには消費財を模した数々の紙製ハリボテがあります。このハリボテには、電化製品からコンピュータ、ゲーム機、果ては車や飛行機まで、いろいろなものが揃っています。例えば、台湾の紙紮精品のページをご覧頂くと、ポップかつキッチュなものが沢山みつかるはずです。香港では、紙紮は「紙紮舗」と呼ばれるお店で売られていますが、お店には紙紮職人がいて、頼めば死者の嗜好に合った特注品も作ってもらえるそうです。Tomotubby はそのような紙紮舗を香港島・上環で目にしたことがあります。







死者が冥界に旅立った後も不自由がないように、遺族は紙紮を焼いて死者に持たせてあげるわけですが、上の紙銭には閻魔大王が描かれていまして、不謹慎ではありますが「地獄の沙汰も金次第」という言葉が頭を過りました。