2/26日に25歳の誕生日を迎えたばかりのソン・ヘギョ(宋慧喬)ですが、彼女が李氏朝鮮時代の妓生役で主演する映画「黄真伊」(監督チャン・ユニョン(張允))は制作発表以来ベールに包まれたままで、ここまでは先行して放映されたハ・ジウォン(河智媛)の主演同名TVドラマの方ばかりが話題になっていました。

先日、ようやくソン・ヘギョ「黄真伊」のポスター2枚が公開になりました。ハ・ジウォンの衣装が白地に赤い花柄の「ミニ・チョゴリ」が時代考証無視の掟破りだっただけに、対抗するソン・ヘギョの衣装がどんななのか気になるところでしたが、一見してクールというか地味め。見方によれば喪服に見えなくも無い「黒」が基調のチマ・チョゴリです。


「花草」というものすごい髪型

でも、細部をよく見ると、チョゴリがシースルーであったり、胸当てがない代わりにチマがまるで袴のように折り返されて胸を覆っていたり、チマが柄物であったり、さりげなく随所に現代的なアレンジが施されていて、ハ・ジウォンに負けないくらいに時代考証を無視しています。


それ以前にいいのかなぁ?と思ったのは、朝鮮民族は古来白衣を好む「白衣民族」で、それを誇りにしていると聞いたからです。妓生・黄真伊は1502年、暴君として知られる燕山君の時代に生まれ、次の中宗の時代にかけて生きた人ですが、燕山君・中宗の父である成宗王の時代、朝鮮を訪れた明の使者、憧越は「朝鮮賦」の中で「衣皆素白」つまり、朝鮮人の服装はみな質素で白一色と書いています。妓生は一般の人たちと違って派手な色の衣服を着ていたことは間違いないのですが、よりによって黒衣を着るとは思えません。

また日本統治時代には、朝鮮民族は抵抗の意志をこめて白衣を身に着けたといいます。これに気づいた日本の役人が、黒い染料を入れた大鍋を往来に置いて、柄杓で彼らの白衣に染料を振り掛けたそうです。「アリラン」の歌に「餅を売ろうと市場に出かけたが、染料をかけられ黒一色、服はみじめに汚れはしたが、心の潔白さに変わりはない、アリラン、アリラン、アラリヨ、アリラン峠を越えて行く」と歌われているそうです。白は清廉、潔白、忠節、純粋、平和を表わし、当時黒い服を好んで着ていたのは、今も韓国で非難を浴び財産を没収されたりしている「親日派」の人たちだったのです。