前回に続いて「東京人生」から。

荒木経惟が撮った東京の街の中に、心惹かれる「三叉路」の写真がいくつかありました。例えば↓


写真集「東京慕情」からの一枚だったと思う。大久保?

今まで歩いてきた道が突然二つに岐れる地点、彼方には二つの景色が伺え、前に進むにはそれら景色ごとの二者択一が迫られる、それはもしかすると幸福と不幸の選択なのかもしれない。或いは生と死の選択なのかもしれない。人生の縮図のような地形。二つの道に挾まれた鋭角的な敷地に建つ建物は、どこかミステリアスで惹きつけられる。実はその地所は人間の棲家ではないのかもしれない。恐い犬を連れた魔界の門番が隠れ棲んでいる番所なのかもしれない。


Tomotubby が沖縄で見つけた魅力的な三叉路

そういえば、横尾忠則にも「三叉路」を描いた「Y字路」のシリーズがあったし、ナムジュン・パイクはNYフラットアイアンビルがお気に入りだったらしい。