最近、展覧会が終わってからレビューを書いてばかりですみませぬ。今回もまた、これ読んで行きたいな。と思っても、(どちらも)既に見ることはできないんです。ごめんなさい。

今年の1月29日ににナムジュン・パイク(デスマスク)がこの世を去りました。白南準。おそらくは韓国が産んだ最もポピュラーな現代芸術家でしょう。とはいえ国籍は米国で、亡くなったのもフロリダだったけど。10年ほど前に病から半身不随になり、それまでのような旺盛な活動ができなくなったことを聞いていましたが、ブラウン管テレビ世代には、いつも気になる存在でした。


96年キャナルシティ博多における作品の写真が出ていますが、これは博多に行ったとき見た記憶があります。写真も撮ったはず。

米国では、4月にNYグッゲンハイム美術館で大規模な追悼行事があったそうですが、没後半年経って、東京とソウルでも追悼展が行われました。東京は神宮前のワタリウム美術館(6/10日~10/9日)で題して「BYE BYE, NAM JUNE PAIK さよならナム・ジュン・パイク展」、ソウルは竜山のサムスン美術館 Leeum (6/22日~9/10日)で題して「HOMAGE TO NAM JUNE PAIK」。

「ワタリウム」と「リウム」、それに両方の美術館の建築をマリオ・ボッタが手がけているのは何かの偶然でしょうか?


御馴染み夜のワタリウム。三角形の狭い敷地の割りに凄い存在感です。昔は絵葉書を売ってる ON SUNDAYS に併設。という感じの小さな画廊「ギャラリー・ワタリ」だったんですが...(ピンクのサインのある辺りかな)。当時、道を隔てた側には、亡きキース・ヘリングが落書きした小さな建物がありました。


で、ワタリウムのピンクのサイン、よぉーく見ると「日本サムスン株式会社」が協力してたりします。


Leeum は三つの建物で構成されていますが、うちの一つ(上の写真の中央)がボッタの作品。その右側がジャン・ヌーヴェル設計、左側がレム・コールハース設計という贅沢(成金)なものです。因みにパイク展はコールハースの建てたサムスン児童教育センターで行われました。ちょうどその上で、マーク・ロスコ展をやっていました。どこかグッゲンハイム美術館を思い起こさせるボッタの逆円錐形の建物は、陶磁器を中心とした朝鮮の古美術の常設展示館で、その地下がメインロビーになっています。外観からしてもボッタの建物が目立つし、Leeum の建築群のメインの建物のような気がしました。

ナムジュン・パイクのこと書くつもりが建築のことばかり書いてしまった...(反省)

つづく