金瓜石には日本統治時代に官営の鉱山があり、その産業遺跡を含めた中心地一帯が最近になって観光整備されました。そのため、どこか台湾らしからぬ風貌を持つ街となっています。台湾らしからぬとは、日本の新興地方都市にあるような整然かつ清潔な雰囲気で、日本人がノスタルジーを味わうためにやって来る隣街九分の混沌とは、全く正反対の印象なのです。民営の鉱山があって、台湾人労働者が集まり自然発生的に出来上がった九分の街が、かつて日本人によって造られた金瓜石の街に比べて、日本人観光客に人気があるのは、皮肉なことですが。
それでも金瓜石という街には他の街にないものがあります。それは特別な眺望です。少し高台に上ると、両側から基隆山と茶壺山の稜線が迫り、その狭間に見える鋸状の山々の向こうには海が見えます。山に高木が少ないせいか、壮大というか、どこか荒涼とした、地の果てのような風景です。

残念ながら天気が悪くて海はよく見えません。左の霧に霞んでいるのが基隆山
それでも金瓜石という街には他の街にないものがあります。それは特別な眺望です。少し高台に上ると、両側から基隆山と茶壺山の稜線が迫り、その狭間に見える鋸状の山々の向こうには海が見えます。山に高木が少ないせいか、壮大というか、どこか荒涼とした、地の果てのような風景です。

残念ながら天気が悪くて海はよく見えません。左の霧に霞んでいるのが基隆山