東京で見損なった「ゴッホ展」を見に大阪市内にできた国立国際美術館に行ってきました。前身の美術館は千里の万博会場、太陽の塔の後ろにあったのですが、幼少時、ここへは何度か連れていって貰いました。いつ訪れても空いていて静かでひんやりと涼しかったのを記憶しています。大阪市内に移ったと聞いて、前より便利でいいな。と思いましたが、いざ行ってみると最寄の地下鉄肥後橋駅からも結構歩かなくてはいけなくて不便に感じました。帰りはリーガロイヤルホテルまで歩いて、大阪駅行きシャトルバスを待ち、乗せてもらいました。少し並びはしますが、無料なのでドあつかましい大阪人に人気があります。
美術館建築はシーザー・ペリの設計で、展示スペースは地下三階まであるのですが、地上部分にはエントランスロビー以外に建物がありません。地下には当然窓は無く、中央に採光のための大きな吹き抜けがあります。そのせいか、ゴッホ見たさに押し寄せるビジターの数に比べ、美術館の規模が何とも小さいように感じ、息苦しくなるほどでした。
喉が渇いたので、飲み物が欲しくなりましたが、地下一階のレストラン「クイーンアリス」は、展示スペースの外にあり、一度外へ出てしまうと再入場はできません。そして展示スペースには飲み物の自動販売機すらないことが判りました。
ゴッホ展では例の如く有料の音声ガイドが用意されていました。もちろん全ての作品の解説が聴けるものではなく、今回も主要作品を20作ほど選んであります。思うに、この音声ガイドがこの美術館の回遊性を妨げ混雑を助長しているようです。ガイドの聴ける作品の前では、機材を借りた人たちが、作品に対する興味関心の有無に関わらず、立ち止まって一通りガイドを聴いています。これらの作品は観るに値する作品ばかりなので、当然美術ファンの滞留時間も長くなります。そこに黒山の人だかりができ、後続の人たちには作品は見えなくなり、彼らは野次馬根性を発揮するので長い列ができてしまいます。展示スペースが広ければ、まだ許されるのですが、閉館1時間前の国立国際美術館地下三階は満員電車の如き様相を呈し、人の流れに逆行することは、もはや叶わない状態でした。
腹が立ったのは、この期に及んで「ゴッホ展」入口において、職員が大声で次のようなことを叫んでいることでした。
「入り口で立ち止まらないで下さい」
「美術館内は順路を設けていません。自由に鑑賞頂けます。入口付近は混雑していますので、奥の方からご覧下さい」
まず、入口脇にパネルがあって、入口の前には音声ガイドの聴ける作品があるので、そこで立ち止まるなと言っても無理です。展示レイアウトに問題があるのではないでしょうか。それに、百貨店の展覧会じゃないのですから、美術館内で自由に歩き回って鑑賞できるのは当たり前です。奥から観ろと言われても、この混雑を掻き分けて行けというのでしょうか?その前に、美術館内で職員が大声をあげているのは如何なものでしょうか?これだけ混雑するのなら、最低限の美術鑑賞のための環境を守るために、入場制限をするなり、海外の美術館のように時間指定チケットを発行するなり、検討すればどうでしょうか?
看板の「国立」「国際」の文字がやけに重く感じられました。

ミロ(バルセロナの空港にこれと似た壁画がありました)とカルダー
美術館建築はシーザー・ペリの設計で、展示スペースは地下三階まであるのですが、地上部分にはエントランスロビー以外に建物がありません。地下には当然窓は無く、中央に採光のための大きな吹き抜けがあります。そのせいか、ゴッホ見たさに押し寄せるビジターの数に比べ、美術館の規模が何とも小さいように感じ、息苦しくなるほどでした。
喉が渇いたので、飲み物が欲しくなりましたが、地下一階のレストラン「クイーンアリス」は、展示スペースの外にあり、一度外へ出てしまうと再入場はできません。そして展示スペースには飲み物の自動販売機すらないことが判りました。
ゴッホ展では例の如く有料の音声ガイドが用意されていました。もちろん全ての作品の解説が聴けるものではなく、今回も主要作品を20作ほど選んであります。思うに、この音声ガイドがこの美術館の回遊性を妨げ混雑を助長しているようです。ガイドの聴ける作品の前では、機材を借りた人たちが、作品に対する興味関心の有無に関わらず、立ち止まって一通りガイドを聴いています。これらの作品は観るに値する作品ばかりなので、当然美術ファンの滞留時間も長くなります。そこに黒山の人だかりができ、後続の人たちには作品は見えなくなり、彼らは野次馬根性を発揮するので長い列ができてしまいます。展示スペースが広ければ、まだ許されるのですが、閉館1時間前の国立国際美術館地下三階は満員電車の如き様相を呈し、人の流れに逆行することは、もはや叶わない状態でした。
腹が立ったのは、この期に及んで「ゴッホ展」入口において、職員が大声で次のようなことを叫んでいることでした。
「入り口で立ち止まらないで下さい」
「美術館内は順路を設けていません。自由に鑑賞頂けます。入口付近は混雑していますので、奥の方からご覧下さい」
まず、入口脇にパネルがあって、入口の前には音声ガイドの聴ける作品があるので、そこで立ち止まるなと言っても無理です。展示レイアウトに問題があるのではないでしょうか。それに、百貨店の展覧会じゃないのですから、美術館内で自由に歩き回って鑑賞できるのは当たり前です。奥から観ろと言われても、この混雑を掻き分けて行けというのでしょうか?その前に、美術館内で職員が大声をあげているのは如何なものでしょうか?これだけ混雑するのなら、最低限の美術鑑賞のための環境を守るために、入場制限をするなり、海外の美術館のように時間指定チケットを発行するなり、検討すればどうでしょうか?
看板の「国立」「国際」の文字がやけに重く感じられました。

ミロ(バルセロナの空港にこれと似た壁画がありました)とカルダー