横浜中華街で京劇を見たという記事に、以下トラックバックを頂いたので、Pet 君連れて千歳烏山まで観に行ってきました。

公演後の張春祥氏
新潮劇院については(失礼)何も知らなかったのですが、貰ったパンフレットやホームページの記事によると、北京京劇院にいた張春祥氏主宰の在日京劇劇団で1996年設立。日本人の演員もいて日本語の台詞があったり、大駱駝鑑や黒テントなんかが加わったりして、日本に根ざした活動をされているそうです。今回の公演場所である世田谷区烏山区民センターでは、張春祥氏により京劇を実地指導する教室も開かれているそうで、今回トラックバックくださったのは、そこの生徒さんたちのブログです。
当日、雨のせいか京王線が遅れ、会場には18時40分くらいに到着。既に残席わずかでしたが、なんとか滑り込んで最後列の席を確保。全席指定席で、立ち見客が出るほど盛況でしたが、始まってみると、前の方のよい席に空席が目立ちます。結局、立ち見客は途中で前の席に移っていき、いなくなりました。指定席券を持たずに遅れてきた人が得をする。これって全席指定の意味がないじゃん。舞台まで遠すぎて演員の表情や手の仕草が見えず、空いている席に移っておけばよかったと後悔。会場運営のまずさが目立ちました。
演目は、「三岔口」「小上墳」「孫悟空大鬧龍宮」の順で、小上墳の後で休憩、孫悟空の前に元NHK中国会話の講師、山下輝彦氏のレクチャーが15分ほどありました。どうやら山下氏の生徒と思われる人たちがたくさん観に来ているようでした。
最初の「三岔口(サンチャーコウ)」は、有名な「楊家将演義」からの一節で、北京・天橋の前門飯店梨園劇場で Tomotubby が最初に京劇を観たときの懐かしい演目です。あらすじはこんな感じ:-
宋朝の大将であった焦賛は、奸臣・謝延芳を殺害したことで、警護のもと沙門島へ流刑になります。焦賛の上官である楊延昭元帥は、部下の身を案じ、彼を守らせるために極秘裏に焦賛と義兄弟の契りを結んでいた任堂恵を遣わします。焦賛と護衛の役人は三叉路の角に面した宿屋に投宿しますが、偶々任堂恵もこの宿に泊り、宿屋の主人・劉利華に鬚面の罪人が来なかったかと尋ねます。劉利華は、任堂恵が焦賛を殺しに来たのだと勘違いし、真夜中に刀を持って任堂恵の部屋に忍び込み、彼を殺そうとします。何も見えない暗闇の中で、二人の男の激しい闘いが繰り広げられます。最後には奥の部屋から焦賛も登場して立ち回りは三つ巴になりますが、劉の妻が灯りを持って部屋に入ってきて、一同、誤解していたことに気づき、ハッピーエンド。
水滸伝からの京劇の演目「武松打店」で、行者武松が母夜叉孫二娘と十字坡の宿において暗闇の中で闘いますが、「三岔口」も全く同じパターン。無言劇とも言える、ある意味で滑稽な闘いが劇の見せ場の大部分であるため、中国語が判らない外国人向けの演目とも言えます。そういえば前門飯店梨園劇場でこの演目を観たときは、任堂恵役と劉利華役の二人芝居で、他の場面を補う想像力が必要でしたが、今回の新潮劇院公演では、張春祥氏扮する焦賛、二人の役人、劉の妻の役まで加わって賑やかで、京劇初心者にもわかりやすかったのではないかと思います。暗闇での闘いの場面も北京で見たときより長くて楽しめたように思います。

「三岔口」暗闇での格闘シーンの決めポーズ

前門飯店梨園劇場での決めポーズ(右の河童禿が気になる)

これは関係ないかな?
新潮劇院自主公演☆ (京劇教室の稽古日記)
我らが張先生の自主公演の宣伝をさせてください!! 『孫悟空--竜宮で大暴れ・小上墳・三岔口』日時:2005年6月4日(土) 開場 18時30分/開演 19時 場所:烏山区民センターホール(京王線 千歳烏山駅下車 徒歩1分)前売:4,500円/当日5,000円

公演後の張春祥氏
新潮劇院については(失礼)何も知らなかったのですが、貰ったパンフレットやホームページの記事によると、北京京劇院にいた張春祥氏主宰の在日京劇劇団で1996年設立。日本人の演員もいて日本語の台詞があったり、大駱駝鑑や黒テントなんかが加わったりして、日本に根ざした活動をされているそうです。今回の公演場所である世田谷区烏山区民センターでは、張春祥氏により京劇を実地指導する教室も開かれているそうで、今回トラックバックくださったのは、そこの生徒さんたちのブログです。
当日、雨のせいか京王線が遅れ、会場には18時40分くらいに到着。既に残席わずかでしたが、なんとか滑り込んで最後列の席を確保。全席指定席で、立ち見客が出るほど盛況でしたが、始まってみると、前の方のよい席に空席が目立ちます。結局、立ち見客は途中で前の席に移っていき、いなくなりました。指定席券を持たずに遅れてきた人が得をする。これって全席指定の意味がないじゃん。舞台まで遠すぎて演員の表情や手の仕草が見えず、空いている席に移っておけばよかったと後悔。会場運営のまずさが目立ちました。
演目は、「三岔口」「小上墳」「孫悟空大鬧龍宮」の順で、小上墳の後で休憩、孫悟空の前に元NHK中国会話の講師、山下輝彦氏のレクチャーが15分ほどありました。どうやら山下氏の生徒と思われる人たちがたくさん観に来ているようでした。
最初の「三岔口(サンチャーコウ)」は、有名な「楊家将演義」からの一節で、北京・天橋の前門飯店梨園劇場で Tomotubby が最初に京劇を観たときの懐かしい演目です。あらすじはこんな感じ:-
宋朝の大将であった焦賛は、奸臣・謝延芳を殺害したことで、警護のもと沙門島へ流刑になります。焦賛の上官である楊延昭元帥は、部下の身を案じ、彼を守らせるために極秘裏に焦賛と義兄弟の契りを結んでいた任堂恵を遣わします。焦賛と護衛の役人は三叉路の角に面した宿屋に投宿しますが、偶々任堂恵もこの宿に泊り、宿屋の主人・劉利華に鬚面の罪人が来なかったかと尋ねます。劉利華は、任堂恵が焦賛を殺しに来たのだと勘違いし、真夜中に刀を持って任堂恵の部屋に忍び込み、彼を殺そうとします。何も見えない暗闇の中で、二人の男の激しい闘いが繰り広げられます。最後には奥の部屋から焦賛も登場して立ち回りは三つ巴になりますが、劉の妻が灯りを持って部屋に入ってきて、一同、誤解していたことに気づき、ハッピーエンド。
水滸伝からの京劇の演目「武松打店」で、行者武松が母夜叉孫二娘と十字坡の宿において暗闇の中で闘いますが、「三岔口」も全く同じパターン。無言劇とも言える、ある意味で滑稽な闘いが劇の見せ場の大部分であるため、中国語が判らない外国人向けの演目とも言えます。そういえば前門飯店梨園劇場でこの演目を観たときは、任堂恵役と劉利華役の二人芝居で、他の場面を補う想像力が必要でしたが、今回の新潮劇院公演では、張春祥氏扮する焦賛、二人の役人、劉の妻の役まで加わって賑やかで、京劇初心者にもわかりやすかったのではないかと思います。暗闇での闘いの場面も北京で見たときより長くて楽しめたように思います。

「三岔口」暗闇での格闘シーンの決めポーズ

前門飯店梨園劇場での決めポーズ(右の河童禿が気になる)

これは関係ないかな?