バス停「旧道口(舊道口)」はまた、九份のメーンストリートに当たる「基山街」の入口でもありました。セブン・イレブン(7.11 便利店商店)の脇、屋根が重なりアーケードのようになった基山街の薄暗い入口に、訪問客が続々と吸い込まれていきます。この通りは晴れた日でも陽が当たらないため「暗街仔」とも呼ばれています。



基山街については、旅行前にいろいろ想像して(楽しんで)いたのですが、道幅 3.4mと聞いてはいたものの、実際見てみると、こんなにも狭いものかと感じられました。もちろん日曜日のせいで人出が多いこともあるのですが、道の両側に間口の狭い様々な店が軒を連ねていて、店先で買い物をしている人の間を、傘を持った人がすれ違うと、服が濡れてしまいそうです。

通りに並ぶ店は、芋圓、蕃薯圓、肉圓などローカルな小吃、土産物、それから木のサンダル(木屐)を売る店が目立ちました。昔ながらの通りは、日本人にとってもどこか懐かしい、不思議な雰囲気があります。トンネルのような基山街を少し進むと、やがて通りは上り坂になり、少し右に折れるところで、屋根がなく空が見える場所に出ました。そこに今夜泊る宿「九重町客棧」を見つけました。期待通り、日本風でレトロな建物が面白そうです。