夕刻、多くの日本人観光客を乗せてチャンギ空港を出発したシンガポール航空機は、夜の空を東南に向かって飛び、無事、バリ島、デンパサール「ングラ・ライ空港」に降り立ちました。Tomotubby は「Teahouse」で食べた飲茶で満腹になっていたこともあり、シートで一眠りしたら、既にそこはバリだったという始末です。赤道越えの瞬間は、目醒めて体験したかったのですが...シートは窓から離れた中央だったし、たとえ窓際でも雲が多いのでよく見えなかったでしょう。もともと何も見えないよ。という声もありますが、気分、気分。

デンパサールはバリ島随一の都会と聞いていましたが、東京やシンガポールに比べると灯りの数はあまりにも少なく、夜空が暗く感じられました。日本で地方の辺鄙な空港に着いたときに感じるあの気分です。一体ここはどこなのでしょう? 周囲に日本人が多いせいもありますが、空港周辺の景色を眺めても、そこにある筈の熱帯植物が暗くてよく見えないこともあり、バリ特有のエキゾチックな雰囲気が全く感じられないのでした。

両替を済まして、空港の建物から外に出ると「むっ」としていました。天井が高く薄暗いロビーはただ暑いだけでなく、夜というのにざわざわしていて必要以上に人がいるのです。どこかインドの空港の雰囲気にも似ています。出口近くに集まっている人々は皆、ローマ字で名前を書いた紙を掲げています。Tomotubby も予め聞いていた目印を探して、陽気そうなインドネシア人男性を見つけました。

今回のバリ滞在では、内陸のウブド地区にある2つのホテルに合わせて5泊します。ングラ・ライ空港からウブドまでは結構遠く、車で一時間近くもかかります。ホテルは、後に泊まる方で、屋外ディナーやスパなどが付いたリーズナブルな宿泊パッケージを販売していた日本の某エージェントに頼んで、二つとも手配して貰いました。このエージェントは、現地事務所を持っていて、ガイドツアーなども催行している会社らしく、現地社員が空港からウブドまで無料で送迎してくれるのでした。

空港に着くのが遅くて、あとはホテルで寝るだけということもあり、Tomotubby は迷わずこの送迎サービスを利用することにしました。しかし「只より怖いものはない」ことを実感する羽目になるのでした(そんな大袈裟なものじゃないけどね)。