どこかの大学の文化祭を訪れたが、校舎がひとつの敷地の中になく、巨大な薄暗い学生食堂に迷い込んだりして、メイン会場がどこにあるのかよく判らない。別の校舎を捜して表通りに出てみたが見つからない。会場が少し離れているようなので、道沿いを急いだ。

スキーのストックのようなものを手にして走り出すと加速がつき、自動車を追い抜くほどの速さになった。しかしスピードを落とすことができず、信号でも止まれない。直線道路だからいいものの、何度も人や車にぶつかりそうになりながら走り続ける。会場は通り過ぎてしまったに違いない。道の両側には稲田が続く。黄金の稲穂に夕陽がさして眩しい。

ようやく減速して停まることができたが、かなり遠くまで来てしまった。もと来た道を引き返すのも癪なので、通行人に聞いて別の道を通って帰ることにした。無人の踏切を渡り、細い道を進む。ところが、道はくねくねと蛇行していて、加速することはかなわない。辺りは暗くなりつつあり、既にスピードを出して走ることは難しい。