斜 塔で有名なピサの、駅前の Hartz でレンタカーを借り、友人を運転手にしてイタリアを半ば縦断したことがある。日本からエールフランスでパリのシャルル・ド・ゴール空港に飛び、乗り換えてミラノ・マルペンサ空港から入国、電車と車でイタリア縦断後、ローマ・レオナルド・ダ・ヴィンチ空港からパリ経由で帰国する旅程であった。
トスカーナとラッツィオの山岳都市を巡る旅は終わりに近づいていた。五角形の宮殿が有名なカプラローラを後にして、太陽道路を南下していた。最終目的地のローマに入る前に、チヴォリに立ち寄ることにしたのだが、このとき天候異常に遭遇した。雲行きは既に怪しくなっていたのだが、雷鳴とともに俄か雨が降り出したのだ。
それは、ただの俄か雨ではなかった。レンタカーのフロントガラスには、くっきり雨滴の跡が残っている。しまいにはガラスに泥のようなものが付着して見通しが悪くなりだした。ワイパーを作動させて視界を確保するのだが、既に扇形の窓ができてしまっている。かつて経験したことのない現象であった。
ローマには二泊したが、路上に駐車されている自動車の窓ガラスは皆泥だらけであった。いったい何が起こっているのだろうか。雨は断続的に降り続いた。夕刻に帰国するその日も、ヴェネツィア広場で土砂降りに遭った。泥混じりの雨。まさしく土砂降りであった。
(帰国後、新聞をチェックしていたら、夕刊の一面にイタリア・カンパーニャ州を中心に洪水と土石流で死亡・行方不明者285人という記事を発見した)
トスカーナとラッツィオの山岳都市を巡る旅は終わりに近づいていた。五角形の宮殿が有名なカプラローラを後にして、太陽道路を南下していた。最終目的地のローマに入る前に、チヴォリに立ち寄ることにしたのだが、このとき天候異常に遭遇した。雲行きは既に怪しくなっていたのだが、雷鳴とともに俄か雨が降り出したのだ。
それは、ただの俄か雨ではなかった。レンタカーのフロントガラスには、くっきり雨滴の跡が残っている。しまいにはガラスに泥のようなものが付着して見通しが悪くなりだした。ワイパーを作動させて視界を確保するのだが、既に扇形の窓ができてしまっている。かつて経験したことのない現象であった。
ローマには二泊したが、路上に駐車されている自動車の窓ガラスは皆泥だらけであった。いったい何が起こっているのだろうか。雨は断続的に降り続いた。夕刻に帰国するその日も、ヴェネツィア広場で土砂降りに遭った。泥混じりの雨。まさしく土砂降りであった。
(帰国後、新聞をチェックしていたら、夕刊の一面にイタリア・カンパーニャ州を中心に洪水と土石流で死亡・行方不明者285人という記事を発見した)