話が離婚した夫婦に逸れたが、趣旨ではないので、再び「柿山ナタ古廟」に戻す。

ここで、ナタ古廟のナタと、ポルトガル起源のお菓子のナタとを区別するため、漢字を用いたいのだが、先述したように正しい漢字がJISにはない。「口+那」「口+(托-手偏)」と書くのも、やたら長くなって見づらい。字は間違っているが、他の人も使っているようなので、以下、題名のように「那咤」と書かせてもらう。なので、後から間違っているぞなどと指摘したりしないよう、くれぐれも注意してもらいたい。(その後、中国のサイトで「哪」の字を見つけたりした)

「那咤(ナタ)」とは、封神演義と西遊記に登場する中国では有名な少年神である。(毘沙門天神がインドから中国に渡り、俗化したといわれる)托塔天王李靖の三男坊で、二人の兄は金咤、木咤である。妹もいる。もともとインドでは仏教神だったそうな。たまたま、安能務訳「封神演義」(講談社文庫)と、これを漫画化して少年ジャンプに連載された藤崎竜の「封神演義」(集英社)の中では、「ナタ」と読むべきところを「ナタク」と誤って読まれたため、これら二作の人気が高まるとともに、日本中に「ナタク」読みが蔓延してしまった。案外指摘されていないが、この背後には、お子様方に「ナタク」から「おたく」への連想を意識させ、おたくのイメージアップを図り、IT後進国からの脱却を目論んだ旧・通商産業省の陰謀があったに違いないと Pet はにらんでいる。この陰謀は後に「e-JAPAN」構想として結実したのであった。たぶん。