マカオのフェリー・ターミナルに着いたはいいが、入国手続きにえらく時間がかかった。係官が大勢どこかへ行ってしまったのだ。窓口は沢山あるのだが、係官が残っている窓口は左側から二つだけで、二人とものんびりしてるというか、どうも手際が悪い。フェリーが着く度に行列が増える一方である。前に並んでいる白人の団体客がしびれを切らせてハリーハリーと文句を言い出した。しかしここは中国、係官は馬耳東風の東風汽車だ。昼ご飯どきなので、きっとみんなで食事してるのだろう。
しばらくして、係官が二人、喋りながら戻ってきて左側の空いている席に着いた。その途端、後ろに並んでいた中国人たちが一斉に平行移動、一瞬にして新しい列を作った。Pet は悔しいことに出鼻をくじかれてしまった。Pet の並んでいる列の長さは、ほぼ半分になり、Pet はいつのまにか最後尾につけているではないか。知らず知らず、係官にとっての山崩し、入国管理タスクの平準化が行なわれていたのだ。白人たちが今度はブーブー言い出した。おまえらは豚か。戻ってきた二人は、食事をしてきたからかずいぶん手際がよい。おお、あの中国人のおばはん、さっき着いたばかりなのに、もう審査を通過しているではないか。全く抜け目がない。生き馬の目を抜くとはこういうことをいうのだろうか。人の多い中国ではこれくらいでないと生きていけないのかもしれない。
そうしていると、また新たな係官が二人現れ、さらに左側の窓口が開かれる気配だ。当然の如く、先程移動した中国人の列の後ろ半分が一斉に構えている。こうなれば負けてはいられない。Pet も猛ダッシュで参入だ。やったー。ポジション的には、ブーイングしている白人たちよりだいぶ前になった。何だか嬉しかった。
しばらくして、係官が二人、喋りながら戻ってきて左側の空いている席に着いた。その途端、後ろに並んでいた中国人たちが一斉に平行移動、一瞬にして新しい列を作った。Pet は悔しいことに出鼻をくじかれてしまった。Pet の並んでいる列の長さは、ほぼ半分になり、Pet はいつのまにか最後尾につけているではないか。知らず知らず、係官にとっての山崩し、入国管理タスクの平準化が行なわれていたのだ。白人たちが今度はブーブー言い出した。おまえらは豚か。戻ってきた二人は、食事をしてきたからかずいぶん手際がよい。おお、あの中国人のおばはん、さっき着いたばかりなのに、もう審査を通過しているではないか。全く抜け目がない。生き馬の目を抜くとはこういうことをいうのだろうか。人の多い中国ではこれくらいでないと生きていけないのかもしれない。
そうしていると、また新たな係官が二人現れ、さらに左側の窓口が開かれる気配だ。当然の如く、先程移動した中国人の列の後ろ半分が一斉に構えている。こうなれば負けてはいられない。Pet も猛ダッシュで参入だ。やったー。ポジション的には、ブーイングしている白人たちよりだいぶ前になった。何だか嬉しかった。