
コハラ・コースト有数のリゾート、マウナ・ラニ・リゾート。マウナ・ラニとは「天に届く山々」という意味で、5つの火山に囲まれた土地を、敬意を持って呼んだ名だそうです。
かつて、この地は「カラフイプアア」と呼ばれ、原住民が漁と農作を行って生活していました。19世紀になると、コハラ・コーストから、後にハワイを征服・統一するカメハメハ大王が現れます。カラフイプアアはまた、大王が散策を楽しんだ王家のリゾート地でもありました。
今日、マウナ・ラニ・リゾートの広大な敷地を歩くと、古代ハワイ人が岩に遺した夥しいペトログリフ、シェルターとなった洞窟、墓地、踏み石のある歩道、さらにはハワイ王家の養魚池と、溶岩の中にさまざまな遺跡が見つかります。

カラフイプアアを最初に開発したのは、1936年に、世界最大のパーカー牧場を始めたジョン・パーマー・パーカーから土地を買い取ったフランシス・ハイド・イイ・ブラウンでした。彼はこの地に「真のハワイ人」になれる聖域を作り「最後の酋長」と敬われました。
1972年に、ブラウンは、カラフイプアアの土地を、マウナ・ラニ・リゾートに売却し、マウナ・ラニと改名されます。
1990年には、リッツ・チェーンによる豪華リゾート・ホテルが完成。1996年、このホテルの経営が変わり、改装を経て、シェラトン・オーキッド・アット・マウナ・ラニに改名、その後、ザ・オーキッド・アット・マウナ・ラニを経て、現在はザ・フェアモント・オーキッド・ハワイとして、フェアモント・ホテル&リゾート傘下のホテルとなりました。