頼朝の挙兵にいたるドタバタ劇が描かれていました。
なかなか集まらない兵。
しかも、使えそうにない年寄りばかり。
焦る頼朝、義時
一方でポジティブすぎる、兄と父。
小ネタの応酬で、むっちゃ笑った。
そして、捨てられた元夫のために
自分の父や家族を裏切り、佐殿の為、山木判官の所在を
一本の矢で伝える八重姫の姿に・・・胸アツ。
いわば、八重姫の慕情を利用した義時。
義時は、姉夫婦の睦まじさを分かった上で、
あえて、八重にスパイを頼み込んでいるわけですから、確信犯です。
決して報われない思いであり、行動なだけに、
新垣結衣さん、切ない、切なすぎます( ノД`)
そして、夢枕にたつ 後白河法皇と頼朝の、「金縛りコント」が面白すぎた!
まさか、2回連続で、夢枕に立つとは!
西田敏行さんと大泉洋さんの、呼吸というか、間というか、流石の演技力。
頼朝の母は、熱田大宮司家の出身で、
この熱田神宮は、後白河法皇とのつながりが深く、
すなわち、頼朝自身が、後白河方法の近臣という立場であり、後白河院は、頼朝の主君的立場であったのです。
それゆけに、夢枕に立つときに、頼朝に馬乗りになって、恫喝するのも
実は、頼朝納得の状況だったのですね笑
そしてもう1点。
北条氏が頼朝挙兵に、一族をあげて加担する理由として、
伊豆知行国主が、源頼政から、平時忠へ変わったことも大きかったのです。
源頼政は、前回の以仁王のと共に挙兵し、宇治の平等院で討ち死し、北条時政はそんな源頼政に仕えていた、在庁官人でした。
新しい知行国主の平時忠は、清盛の正妻 時子の弟、つまり、清盛の義弟。
伊豆は、平家の身内による強固な支配へと
シフトしていたのです。
となると、
謀反人の頼政の部下であり、謀反人の頼朝を婿に迎えた北条氏の立場が
かなり危険な状況に陥っていたことは
間違いないでしょう。
治承4年(1180) 8月17日
伊豆国一宮である三島神社の祭礼の夜に挙兵しました。
向かったのは、北条の館のすぐ近くにある山木判官邸の平兼隆。
知行国主が変わったのを契機に、伊豆の地元で目代へ登用され、
伊豆の山木に館を構えたことから「山木判官」と呼ばれていました。
三島神社の祭りで、人手が少ない好機を
狙ったのでした。
頼朝だけでなく、北条氏の存続もかけての挙兵。
片岡愛之助さんの宗時と、竹財輝之助さんの伊東祐清との、
男の友情のシーンもありましたね。
愛之助さんの宗時、すごっくいいキャラだけに・・・( ノД`)
治承4年(1180)8月、ついに挙兵を決断した源頼朝(大泉洋)の一党は、伊豆国の目代・山木兼隆を討って初戦を飾るべく戦支度を始める。しかし、頼朝の乳母子である山内首藤経俊(山口馬木也)に助力を断られるなど、強大な平家の威光の前に思うように兵が集まらない。強気な兄・宗時(片岡愛之助)とは対照的に、自身の浅慮を後悔する北条義時(小栗旬)。そんな中、対岸の江間館で暮らす八重(新垣結衣)が義時に声をかけ……