朝。

刻々と登園時間が迫るなか。

着替えを用意中に何やらモジモジと悩む年中女子。

『・・・○○ちゃんがね、
スカートはいておいでっていって、
やくそくしたの・・・。』

内気ちゃん。
消え入りそうな声の告白。


ははぁ、なるほど。

ここ最近、
仲良しの女の子数人で、
アイドルみたいに歌って踊って楽しくやっているらしい娘。
リーダー格のおしゃれな子に言われたんだね。

体育会系の幼稚園、スカートは禁止なんだよね・・・。


きまりと、おしゃれと、おつきあいとの葛藤。
なんかさ、思いっきり、
女子!
な、お悩み。
これぞ、まさに、って感じの。
たぶん、
小学生になっても、
中学生になっても、
高校生になっても、
おんなじコト、あるよね。
ん?今もあんまり変わってないか?

とかなんとか考えつつ、とりあえず、


『ふ~ん、そうなんだ。
あのね、
幼稚園のきまりで、スカートはだめって言われているよね。
お友達との約束と、幼稚園のきまりと、
ともともはどっちを選ぶのかな?
ともともの好きにしてい~よ。』


と、言ってみた。


あとで分かったことなのだけど、
私の前に夫にも、
スカートをはいていきたい、と言っていたらしい。
で、夫にも、
幼稚園のきまりなんじゃないの?
と言われたそうな。
ナイス、夫。
(いつもは甘やかしすぎだ思うけど)


で、
ややしばらくモジモジしていた娘。

意を決したように、
ピンクチェックの可愛らしいショートパンツを選んできて、
そこから先はスムーズに着替え終了。

時間切れで、
いつもより朝ごはんは少なめだったけど、
(それにしても、おむすび1個半とお味噌汁!)
穏やかに幼稚園に行きました。


ちっちゃい声で、

『ショートパンツ、かわいいから、いいんだもん。』

って、つぶやいていました。



ぷぷぷ。



内心、
ともとも、でかした!
って思いましたよ。

親に言われたからきまりを守るのではなく、
おともだちに言われたからまぁいいやではなく、

スカートじゃなくても可愛い!から大丈夫!

という発想の転換。

す・ば・ら・し・い!



大きくなっても、君はきっと大丈夫。
お母さんはそう思うよん♪

年中女子、いろいろあるよねっ。