私には、
赤ちゃんの頃、
父親にお腹を蹴られたか、踏まれた記憶がある・・・

らしいです。

何故、
「らしい」のかといえば、
私の顕在意識はそのことを全く覚えていなくて。

信頼しているヒーラー、みほちゃんの
「インナーチャイルドワーク」の最中に、
その記憶が蘇ってきたからです。

腹部の痛みと共に。


私のインナーチャイルドは、
泣いても、怒ってもいなくて、
とても、穏やかな表情をしていました。
少し、淋しそうだったかな?

「娘ちゃんを抱きしめるときに、
私のことも一緒に抱きしめてくれてるでしょう?
だからもう、大丈夫なの。
ただ、お腹が痛いの。
どうしたらいいのか、分からないの。」

と、私のインナーチャイルドは話してくれて、
しばらくすると、
もうこの時間は終わり、
と言う風に、
ふいに視線を遠くに向けて座り込み、
全くこちらを振り返らなくなりました。

そして、腹部の痛みだけが、残りました。



私の娘は、5歳になります。

世の中に一人ぐらい、
彼女を全面的に応援する人間がいてもいいんじゃない?
と考えているので、
かなりの親ばかです。

そんな親ばかを差し引いても、たぶん、とても、
いい子です。
やさしい子です。


彼女はほとんど毎日、
私に、
あの手この手で、全身全霊で、
好き好き!大好き!
を伝えてくれます。

ぎゅっとするぬくもり、
おぼえたてのひらがな、
工夫を凝らしたおりがみ、
至るところにハートがいっぱいの絵、
鼻の上にぎゅっと皺が寄って右頬にえくぼができる笑顔、
えくぼは、泣き顔にもできて、
それはそれは、かわいいこと、かわいいこと。

それにしても何故この子は、
毎日こんなに必死で、
大好き大好き!と伝えてくれるのか。
子供って、こういうものなのか。

ずっと、不思議でなりませんでした。


先日、
インナーチャイルドの言葉を聴いて、
その理由が分かった気がしました。

私自身が日々、
娘に、
そして、自分の中にいる小さかった私に、
それこそ必死で、
大好きを伝えているのかも知れません。

まるで鏡のように。
娘は大好きをお返ししてくれているのでしょう。
同じように、必死で。


これもまた、
瞑想中に見えた風景なので、
本当か嘘かは分かりませんが。

私は、
「望まれていない」ことを
母のお腹の中で感じていた子供だった・・・、

らしいです。

そんな私は、
生まれてすぐ「お空に帰りたくて」
肺炎にかかり、生死の境を彷徨ったのだそうです。
そのことは、
養母である、現在の母が教えてくれました。


胎児だった私、
まだ赤ちゃんだった私。

いっぱい傷ついて、
淋しくて、
愛情が欲しくて、
辛かったのでしょうね。


そんな私が結婚をして、
子供を産んでも大丈夫かも、
と、思えるまで、
7年かかりました。

1度の流産を経験して、授かった娘です。

子供を愛せなかったら、どうしよう。
子供に手を挙げてしまうようになったら、どうしよう。

そんな恐怖心を乗り越えて、
母となって。

今、私はとても、幸せです。

うまく愛情を表現できないときもあるけれど、
ごめんね、
と言うと、
必ず許してくれる娘です。

どっちが大人だか分からない、
と思うことはしょっちゅうです。


胎内記憶を研究されている池川明さんによると、
ほとんどの子供は、
「親を助けるために」
生まれてくるそうです。
彼女を見ていると、
それは、ほんとうのことなのかもしれない、
と思います。




娘へ。

あなたが生まれてきてくれて、
私は、全身全霊で求めてきたものをようやく、
受け取ることができました。

毎日、
好き好き、を伝えてくれて、ありがとう。
好き好き、でいてくれて、ありがとう。

私を母として、選んでくれてありがとう。

私のなかにいた傷ついた私は、
あなたのおかげで、
とても、穏やかな顔をしていたよ。

これからも、だれよりも、
あなたの味方でいさせてくださいね。
応援させて下さいね。

私は、あなたのことが、大好きです。


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