───稽古場
紬「朝から稽古すると、頭も気分もスッキリしますね。」
丞「お前は稽古場に来るまでの寝起きが問題だけどな。」
紬「あはは.......。でも今日は比較的ちゃんと起きた方でしょ。」
密「ぐう.......。」
誉「密くん、終わった途端に眠るんじゃない。」
いづみ「ガイさん、結構体力あるんですね!」
ガイ「普段から鍛えているからな。」
いづみ「それなら、丞さんと話が合うかもしれないですね。」
東「そういえば、今朝も聞こえたね。」
丞「ああ、あの音ですか。」
いづみ「? 何の話ですか?」
東「最近、早朝に変な声が聞こえるんだよ。」
いづみ「変な声.......?」
丞「声だけじゃなく、音もな。」
紬「そうなの?」
丞「俺がランニングに行く前、起きようとする頃だから相当朝早い時間なんだが.......。」
誉「それは早朝というか、未明じゃないのかね。」
東「ボクはてっきり、丞が朝から筋トレでもしてるんじゃかいかって思ってたんだけど。」
丞「違いますよ。」
ガイ「ああ、それなら──。」
誉「密くん!立ちながら寝るんじゃない!」
密「朝ごはん.......マシュマロ入りヨーグルト.......。」
誉「やれやれ。丞くん、談話室まで運ぶのを手伝ってくれるかね?」
丞「まったく.......ちゃんと歩け、御影。」
密「すやすや.......。」
いづみ「ガイさん?何か言いかけました?」
ガイ「.......いや、何でもない。」
───いづみの部屋
いづみ「ん.......。あれ、今何時.......。」
いづみ「まだこんな時間か.......。もう少し寝られるし、目が冴えちゃう前に二度寝しよう.......。」
???「──!」
いづみ「?」
???「せいっ!」
いづみ「この声って.......。」
───中庭
九門「せいっ!はっ!」
ガイ「いい動きだ。」
いづみ「.......九門くんとガイさん?」
九門「あ、カントク!おはようっす!」
ガイ「おはよう。」
いづみ「二人とも.......こんなに朝早くからどうしたの?」
九門「ガイさんの空手教室っす!やっぱり、朝稽古はいいよね〜!」
いづみ「なるほど.......。東さんや丞さんが言ってたのはこのことだったんだ。」
ガイ「すまない、昨日も伝えようと思ったんだが話が遮られてしまったからな。」
九門「ガイさん、空手めちゃくちゃ強いし動きとかすっげー速くて、かっこいいんだよ!」
いづみ「へえ.......。ガイさん、空手が得意だったんですね。」
ガイ「?伝えていなかっただろうか。」
いづみ「初耳です!」
いづみ「それにしても、こんなに朝早くから空手なんて.......二人とも、本当に早起きだね。」
九門「オレ、早起き得意だよ!」
ガイ「体内アラームがセットされている。早朝であっても、問題なく起床が可能だ。」
九門「そうだ!カントクも一緒に空手習おうよ!」
ガイ「まずは、目標が瓦5枚割りからになるが、大丈夫だろうか?」
いづみ「.......遠慮しておきます。」
Story clear